自宅に帰り、日記を開くと、彼女からメッセージが残されていた…



『ALWAYS』

数えきれない程にただキミを想い浮かべた。
部屋を灯す明かりがそっとキミの面影を探す…




例えばキミが笑うだけで、明日が見える気がした
例えば誰か傷ついても迷わず駆け出して
今すぐ会いに行くよ きっと





中島美嘉の『ALWAYS』と言う歌詞が書かれていた。



最後に、彼女から


きっと、二人の大切な思い出の曲になるよ…


こう書き記されていた…



歌詞をじっくり読み、何度も、繰り返して読み上げる度に、彼女との想い出が、頭の中から離れないでいる…


(逢いたい…
今すぐ抱きしめたい…


それがダメなら、せめて声だけでも聞きたい…)


携帯電話を片手に、(電話しようか?どうしようか?)


暫く躊躇していた…



何度となく、電話をしようと考えたが、(子供達との時間を邪魔してはいけない…)

そう想い、辞めることにした…