“赤の広場”ならぬ“赤の広島” | 華麗なるヲタ族 ~哀と自虐に満ちた独り言の日々~

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ヲタクで変人、社会のはみ出し者を自称する広島のアウトロー【クズノキワミオヤヂ】が戯言・寝言・妄言・世迷言・虚言・失言・暴言などをグダグダ垂れ流す独り言ブログです。

今更だけど5日前(11日)の話。

この日は久し振り(3週間振り?)に家から外に出て下界(市内)に繰り出しておりました(※家族総出です)。

もちろん、カープ優勝翌日の戦勝に沸く地元の祝賀ムード、街の活気をこの身体いっぱいに感じ、生気を吸収するため、そして生活防衛のため(←車いすの私は明らかにじい様や母親以上に戦力外の足手まといですが…苦笑)

ちなみに私は“元”カープファンなんですが、かつては熱狂的な“カプキチ”で、仕事をサボってまでカープ観戦、時にはホームゲーム以外の試合にもよく遠征に行ったもの。

25年前の優勝の時、まだハタチになるかならないかぐらいの社会人1、2年目の若造だった私は今は跡地となった広島市民球場で職場の先輩や社長たちとカープ優勝に狂喜乱舞し、市内の本通商店街に繰り出して酒屋などで振る舞われた美酒に酔いしれ、記憶がぶっ飛ぶまで相当わやくしゃして飲み明かしたこと、街はカープファンだけでなく広島市市民も地元球団の優勝は“地元の誇り”としてその勝利を称え、 誰とも知らない通行人、カープファンと熱い抱擁、おもむろに肩車や胴上げ、仕舞いにゃ服を脱いで全裸疾走(苦笑)する猛者も現れるなど、街全体が超絶お祭りムードで、とにかく人、人、人がごった返していたのは今でもよく覚えています。

あれから四半世紀──平成3年のカープ優勝以降のカープ低迷の苦しい時代が続き、
優勝を経験して当時を知るカープ選手やファン、市民も少なくなって優勝の記憶が薄れ、カープが昔優勝したこと、“カープのマジック点灯”の意味や言葉を全く知らない若い世代が増えたこともあり、古参のカープファンや当時の優勝で沸く街の様子を知る市民にとっては長年の悲願だったカープ優勝が叶って本当に良かった思いますし、元カープファンの私としても地元球団の活躍は嬉しいものです。





しかし、25年前の優勝と今年の優勝で違うのは、25年振りということであまりに長い年月が空いてしまったことから、優勝したという事実に対する実感がカープファン、広島市市民の間ではどこか乏しいというか、「こりゃ夢じゃないよのぅ?」という感じで、必死にカープを応援していたファンはまだ夢見心地な気分から、イマイチお祭り騒ぎとしては“大人しい”というか、淡々と事実を受け止めているように私は感じがします。

7度目のセ・リーグ制覇を成し遂げた緒方監督率いるカープナインですら、優勝が決まった直後のテレビ中継ではどこか戸惑いを隠せない表情で、どのようにリアクションをすればいいのか分からないといった風な感じで、とりあえずベンチからマウンドに走り寄る姿から、カープがどれだけ優勝から遠退いていたかを物語っていましたからね。





そしてもう一つ、お祭り騒ぎで大きく違ったのは商店街の酒屋や飲食店がカープ優勝時に恒例としてやっていた立派な樽酒による街頭での“振る舞い酒”です。

今でこそ道ばたで人(特にドライバー)に振る舞い酒なんてしようものなら飲酒運転の幇助に当たる可能性から間違いなく御法度ですが、昔は酒気帯び運転や飲酒運転に対する罰則が緩かったのもあり、あの頃は今よりも大らかでした。

今は罰則が厳しくなり、ドライバーに酒を出す、飲酒運転を止めずに同乗した人もしょっぴかれるご時世ということで、今年のカープ優勝では車を運転しない来店者のみに振る舞い酒をし、道ばたでの不特定多数への振る舞いは自粛する酒屋や飲食店が増えたとか。

そしてドライバーだけでなく、未成年者はもちろん、カープ優勝で完全にハイになっているファンに振る舞い酒をして何か問題を起こされても責任が負えない、何かあってからでは遅いということで、振る舞い酒の代替案としてお菓子(チョコレートやクッキー、アメ)や記念品などを渡すという試みが為されたようです。

これも時代の移り変わりとして仕方がないですね…。

まぁ、そういうところどころ変わってしまった風景もありますが、それでもカープ優勝で街の雰囲気は非常に明るくて気持ちのいいものでしたので、普段は外食嫌いの私もこの日ばかりは自ら進んで外食を提案しました。

なお、この日は未成年の入店OKな割烹屋に行き、カープ優勝を祝して豪勢な船盛りと押し寿司を食い、普段は健康上の理由で飲まない酒もこの日だけは特別に日本酒をコップ3杯ほど飲みました。





ちなみに私の従甥2人はカープファンですが、当然25年前のカープ優勝は知らない世代なので、彼らにとってはカープ初優勝。

そりゃあえっと喜んどりましたよ。

この優勝がキッカケで「球団の規模や資金力は小さくてもカープが本気になればどこの球団にも負けない闘志や粘り強さがある」ということを若いカープファンにもしっかり伝わったはずですから、これらのカープの躍進はきっと楽しみでしょうね。

次はぜひともCSへの進出、そして32年振りのカープ日本一を見せてほしいです。