何故か…──実はこの子、ワケあってもオイラのところに里子で来ちゃったんですよ。
元々はひよこの息子(従甥)にこのセイコー5を使ってもらえればと思い、周防大島町にある時計屋を訪ねてOHしてもらったのですが、上の従甥(今年から中学3年)は「スマホがあるから時計なんて必要ないじゃん」と言い、全く興味を示さず…(汗)
ある程度予想はしていましたが、やはり携帯やスマホが当たり前にある環境に育った平成生まれの現代っ子というのは時計に興味がないのだろうか…(汗)
一応「お前の死んだじいちゃんが若い頃に使ってたそれなりにいい時計なんだぞ!」と話してみましたが「だから、こんなキズだらけのボロい時計なんて要らないっつってんじゃん!それに国産とかダサいし、どうせ持つなロレックスとかカルティエ、ブルガリの方が後々売る時に高く売れるし」──と、散々な言われよう…(;´Д`)
これにはオイラもひよこも困り、2人して「さてどうしたものか…」と悩むコト数秒…。
するとひよこが口を開き「ねぇ、だったらコレ、にぃくんが使ったら?ウチの息子は要らないって言ってるし」と言う。
「でも、コイツはひよこのお父さんが大切にしてた遺品だろ?だったら手元に置いとくだけでも…」と言うと「将来的に息子に使ってもらえるアテがないんじゃ引き出しの肥やしになるだけだし、せっかく修理しても使われないんじゃ勿体ないわよ。それに修理してくれるお店を探してくれて、代金の半分を払ってくれたのはにぃくんなんだから、にぃくんが使う権利も当然あるじゃない?」と言い、結局そのまま自分の手元に来てしまったまというワケです。
ただ、自分の中では“もらった”つもりはなく、あくまで“無期限の借用”と思っているため、ひよこの息子たちがもう少し大人になるまで自分が預かり、時が来たら2人のどちらかにちゃんと渡そうと思っています。
それまでは自分が一時的な所有者(管理者)というコトで、油が固まらないよう定期的にゼンマイを巻いて動かし、折りを見ながら時計屋で点検してもらうようにします。
やっぱりこういう機械式時計は親から子へ、子から孫へ──という感じで代々受け継がれながら使われるのがある意味“理想”ではあるし、ひよこの息子たちの母方、そして父方の祖父は彼らが生まれる前に既に他界していて“おじいちゃん”という存在を知らない子たちだからこそ、せめて形見だけは持たせてやりたいものです。
なかなか端正な顔立ちのこのビンテージなセイコー5…自分の持ち物でない(と思い込んでいる)預かり物なのが惜しいくらい魅力的な一本ですけど、来たる日が来るまで同居人ならぬ“同居時計”としてしばらくお付き合いになりそうです。
↑過去の画像ですが、OH前の昨年の12月頃に預かった際に撮った1枚Android携帯からの投稿