汚れちまった悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れちまった悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる
汚れちまった悲しみに
たとえば狐の皮衣
汚れちまった悲しみは
小雪のかかってちぢこまる
汚れちまった悲しみは
なにのぞむなくねがうなく
汚れちまった悲しみは
倦怠のうちに死を夢む
汚れちまった悲しみに
いたいたしくも怖気づき
汚れちまった悲しみに
なすところもなく日は暮れる
詩人、歌人として知られる中原中也(1907-1937)の詩集【山羊の歌】にある詩の一つです。
名前が書ければ知○遅れ以外は誰でも入学出来た工業系のボンクラ高校(←私立、男子校、同年代なら名前を聞いただけで「ああ~…(笑)」──というリアクションが返ってくるほどの底辺校www)が最終学歴であるオイラ。
中学同様に高校時代もロクに勉強もしなかった落ちこぼれでしたが、当時熱心に読んでいた愛読書がこの中原中也の【山羊の歌】という詩集で、その中でオイラが中原中也という詩人を知るキッカケとなった詩がこれです。
授業をフケて昼寝するため忍び込んだ学校の図書室でたまたま机に投げられていた中原中也の【山羊の歌】の詩集が目に付き、何気なく読んだの最初だった。
詩の内容は暗いんですが、当時のオイラの置かれたか境遇や心境がこの詩と重なり、若くして夭折した中原中也の30代とは思えないこの老成した詩は心に響くものがありました。
元々オイラは文学だなんていう高尚なものはサッパリな体育会系だし、語れるほどの知識も皆無だけれど、中原中也の詩に関しては今でもいくつかの詩はそらで言えるくらい中原中也の詩が好きです。
Android携帯からの投稿