コンバット! | 華麗なるヲタ族 ~哀と自虐に満ちた独り言の日々~

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ネタが古過ぎるけど、海外ドラマで好きだったのは【コンバット!】だった。

といっても、オイラはリアルタイムで観ていた世代ではなく、後年の再放送で観ていた世代。

じい様と父親、オイラの男3人で観てました。

コンバット!は戦争ドラマですから熾烈な戦闘シーンは多いんですが、戦場で戦う兵士たちの視点を通じて戦争の惨さや無意味さ、理不尽さや不条理さ、戦争とは、生きるとは、死とは何なのかを緻密な人物描写とシナリオで描いたヒューマンドラマで、敵役のドイツ兵にしても彼らのさり気ない日常や会話を描くコトでただのやられ役ではなく、サンダース軍曹たちと同じ人間、アメリカ兵と何ら大差ない兵隊として描かれているコトからもアクションよりもドラマ性が強い作品として自分は大のお気に入りで、今でもレンタルビデオやDVDなんかでよく借りて観ます。

じい様は太平洋戦時中、技術将校(兵器関連の整備や取り扱い指導を任務)として中国戦線から南方へ転身し、終戦までフィリピンのルソン島で米軍と戦った戦争体験があるため、米軍が活躍する戦争ドラマを快く思っていない…──というワケではなく、普通に楽しんで観てました(苦笑)

「日本もアメリカも好きで戦争をしたわけじゃない。仲間や部下を失う悲しみや辛さは日本兵もアメリカ兵も一緒」、「終戦間際に敵であるわしらに命懸けで投降を呼び掛け、情けをかけてくれた“兵心(つわものごころ)”を持つ立派なアメリカ軍将兵をわしは知っている」、「お互いお国のために正々堂々と戦ったから、(本土空襲や原爆で無差別に民間人を殺したコトを除いて)アメリカに対して恨みつらみはない。お互い様だ」とよく言っていました。

父親は幼少期を焼け野原で育った焼け跡世代というコトもあり、祖父であるひいじい様、母親であるばあ様に連れられて市内で行商をしていた頃に当時進駐軍の兵舎になっていた寮に野菜を卸していた縁で顔見知りになっていた米兵たちからお菓子をもらったり、一緒に遊んでもらったり、兵舎の責任者(部隊長)だった親切な米軍中尉が「いつも新鮮な野菜を卸しに来てくれるお礼に今日は一緒にお昼を食べていかないか」と声を掛けられ、ひいじい様とばあ様、父親にサンドイッチ(ベーコン、レタス、タマゴ入り)と牛乳の軽食(※)をよく振る舞ってくれたり、帰り際に缶詰などをこっそり持たせてくれたりと、いろいろ思い出があるらしい。



※軽食とはいえ、当時の日本の食料事情を考えれば非常に贅沢なご馳走であり、都会の人間に比べれば食べるものにさほど不自由しなかった農家の我が家も貴重なタンパク源だった。



おそらくこの中尉は痩せ細った幼い父親と年老いたひいじい様を連れて行商するばあ様の3人を不憫に思ったのか、祖国で自分の帰りを待つ家族と3人の姿を重ね、純粋に同情心からいろいろ理由を付けて食事に呼んでくれたり、食べ物を持たせたりと何かと目に掛けてくれたのかもしれません…。

そんな話を聞くと【コンバット!】同様に実際の戦争にもそういった様々なドラマやエピソードがあり、戦争の闇に隠れがちであまり語られるコトのなかった真実もあるのかなぁと感じる。

お茶の間で戦争ドラマをのんびり観られる平和な時代に生まれるコトが出来、過去の戦争で大勢の人間の犠牲と苦労の上に今の平和な日本があるコトに本当に感謝しなければいけませんね…。

言葉じゃ全てを言い表せないくらい、です。



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