コンデジとデジイチの画質の違いに関する件 | 華麗なるヲタ族 ~哀と自虐に満ちた独り言の日々~

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まぁ、デジカメで本格的に写真をやられてる方々には今更な話でしょうが、デジカメに疎い素人さんや写真を始めたばかりの初心者さんのために自分の分かる範囲内で勝手に解説──みたいなチラ裏的な内容。

何故コンデジとデジイチは同じくらいの画素数なのに画質がここまで違うの?」という素朴な疑問を投げかける素人さんが見かけたので、ちょいとだけ書いてみる。





まず、コンデジとデジイチの画質の決定的な違いは【イメージセンサー(撮像素子)の大きさ】…この一言に尽きる。

具体的に例を挙げると、並みのコンデジに多く用いられる1/2.3型イメージセンサーのサイズは約6.2mm×4.7mmくらい。

一方、現在デジイチでもっとも主流となっているAPC-Sサイズのイメージセンサーは各社によってバラつきはあるものの、昔のAPSカメラのCタイプの画面サイズに近いコトから大体23.4mm×16.7mm前後。

両者のセンサーの面積差は約13.4倍。

片や小指の爪以下、片や35mmフィルム(24mm×36mm)を半分くらいにしたそこそこの大きさ──どちらがより多くレンズから取り込んだ光を情報として読み取れるか、ガキンチョでも分かるでしょう。





そしてもう一つ、コンデジとデジイチの画質の違いは【イメージセンサーに対する画素数の比率】です。

たぶん、カメラに疎い素人さんは“画素数=画質”と勘違いされているでしょうが、それは大きな間違い。

今はデジカメの高画素数化の競争は一段落していますが、デジカメが庶民にも手軽に手が届く価格帯まで値段が下がって徐々にデジカメが普及し始めた平成10年代半ば以降、デジカメは画素数の高さ(画像の滑らかさ、引き伸ばし出来る倍率の高さ)を売りにし、画素数の高さが画質の高さのように誤解させるような(もとい、騙すような)宣伝をするもんだから、デジカメをよく知らない素人さんもそのように勘違いしている節もある。

素人さんは“画素数の高さ”ばかり気にして、デジカメの最も重要な要素であるイメージセンサーのサイズをあまり気にして見ていない方が実に多い。

最近のコンデジは1200万画素前後(多いもので2000万画素)くらいのものが主流になっていますが、自分は正直、小指の爪よりも小さなイメージセンサーを積んだコンデジを1000万画素以上にするコト自体バカらしいと思っているし、コンデジで2L判程度の引き伸ばしで鑑賞したり、SNSで画像をちょっと載せるくらいなら画素数は400~500万画素、どんなに譲っても700万画素もあれば十分だとすら思っている。

コンデジとデジイチは積んでいるイメージセンサーのサイズが違うコトは既に説明しましたが、じゃあ、どうしてコンデジに1000万画素も要らないのかというと、例えばイメージセンサーを“養分を蓄える畑”、画素を“ニンジン”、画素数を“ニンジンの本数”に置き換えて想像してみて欲しい。

ここでは植えられたニンジンは1000本(=1000万画素)と想定します。

養分の多い畑(大きいイメージセンサー)はニンジン1000本植えても太陽の恵み(レンズから取り込んだ光)を受け止めてすくすく育つだけの余裕があるので、1本あたりのニンジン(1画素あたり)は丸々肥えて美味い。

逆に養分が少ない畑(小さいイメージセンサー)なのにニンジンを1000本植えたら1本あたりのニンジンは太陽の恵みを受けても養分に余裕がないため、あまり大きく育たず、味も悪くて美味しくない。

つまり、イメージセンサーに占める1画素あたりの間隔(ピッチ)がミソです。

1画素あたりの間隔が広ければ光を取り込む量(情報量)が多く、表現出来る色彩の再現性が良くなり、目で見たのと同じようにリアルに写り、その逆に間隔が狭ければ光を取り込める情報量が少なく、表現出来る色彩の再現性が悪くなって【白とび】や【黒つぶれ】(←光の強弱や微妙な陰影を再現出来ず、全て真っ白に写ったり、黒一色に塗り潰したように写ってしまうコト)を起こし、写りが悪くなってしまう。

そう、画質の良し悪しの分かれ道はイメージセンサーと画素数のバランスなんです。

確かに画素数は画像を引き伸ばしても荒れを目立たなくさせ、滑らかな写真を得る、画質を構成する重要な要素ではありますが、元々小さなイメージセンサーでは取り込める光の量(情報量)にも限界があり、それを無駄に1000万の画素に切り分けてしまっては更に画質が低下してしまいます。

だから、イメージセンサーの小さなコンデジでも画素数を抑え、画素の間隔を広く取れば画質は上がるというワケです。





まぁ、ここまで長々と書きましたが、これで少しはコンデジとデジイチの画質の差や理屈が分かったんじゃないかと思います。

もちろん、デジカメの画質はレンズの光学的な性能、イメージセンサーから受けた光を電気信号として処理する画像処理エンジンの性能にも左右されますし、写りの良さに対する判断基準や好みはそれこそ十人十色、カメラの使用目的や画質にどれほどのレベルを求めているかによって変わってきますので、一概にイメージセンサーが大きければ、画素数とのバランスがどうとかというワケでもありません。

一番は自分の使う目的や用途、デジカメに求める条件が自分に合ったものを使い、又は使い分けるコトが正しいデジカメの選び方、使い方です。

まぁ、知識はあっても技術が伴わない、素人よりは幾分かマシという程度の腕前の【にわか日曜カメラマン】が言うのもなんですがね…σ(^^;)




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