ずいぶん間隔が空いてしまいましたが、またまた姉さんのピーメについて。
前回はお色直しをしたピーメの記事を書きました、ピーメを分解していく過程でいくつか気付いた点がありましたので、補足も兼ねて紹介していきたいかと思います。
たぶん、市販されているノーマルのピーメなんかよりもずっと手が込んでるんじゃないかと思われるくらい豪華な作りになっています…(^^;)
まず気付いたのはハンマー。
グリップを外した地点では普通のハイブリット・ハンマーかと思っていたのですが、実際にバラしてみると、何とハンマーの軸にはベアリングが埋め込んであった!!Σ( ̄Δ ̄;)


↑ドライバーで示した箇所がベアリング。シアには高耐久性材が使われ、ボルトカムの角度が調整可能な上に、ハンマーのコックを円滑にするためのベアリングまで仕込んであるとは…(汗)
さらに、シリンダーを回すシリンダーハンドは亜鉛合金ではなく、こりゃまた頑丈そうなスチール製で、しかも機械の打ち抜きではなくおそらく削り出し!Σ(゚o゚ノ)ノ マジカヨ?!


↑シリンダーハンド。若干サビが浮いて汚れていますが、強度は十分。よく見るとシリンダーハンドとハンマーを繋ぐピンは強度を稼ぐために別パーツで埋め込まれているという念のいれよう…(-_-;)スゴイ…
そしてさらに、亜鉛合金だとばかり思っていたワイドトリガーに磁石を近付けて調べてみると、こちらも何とスチールだった!Σ(゚o゚ノ)ノ ウソデショ?!

↑まさかのスチール製のワイドハンマー。ちなみにHWSのピーメに詳しい同志の方に聞いたら、純正品のワイドハンマーは亜鉛合金だとのコト…σ(^^;)ヘェー…ソウナンダ…
そしてもう一つ気付いたのがボルト。
これも一見普通のボルトですが、じっくり観察してみると、これもまた量産品とは違う箇所が一つありました。

↑ボルト。スチール板を溶接して組み合わせた簡素な作りですが。よく見るとシリンダーノッチと噛み合う箇所が銀色に光っている。おそらく、シリンダーを回転させた際に外周と接触した時の摩擦を軽減するため、後加工で角を丸めたものと思われます。うーん…ここまでやるとは…(-_-;)
そして最後にもう一つ。ハンマーと接するハンマースプリングの真下、トリガーガード(グリップフレーム)の内側には六角ボルトが垂直にネジ込まれており、これはハンマーをコッキングした際にシリンダーがオーバーランするコトを防ぐハンマーストップの機能を持ち、尚且つハンマーの過剰なコッキングによる時間のロスを防ぐ役割もあるようです。


↑グリップフレームにネジ込まれた六角ボルト。この出っ張りがあるとないとでは素早いコックとシリンダーストップの確実性は相当違ってくるものと思われます。
とまぁ、私が気付いた限りではこんな感じでしょうか。
もう、何と言うか…“スゴい”としか言いようがないですね…(^^;)
姉さんからこのピーメの素性を聞かされた当初は大会用に作られた“記念品”ぐらいにしか見ていませんでしたが、実際にバラしてつついてみると、そのキレイな外見とは裏腹に、その内に秘めたものは如何にしてファストドロウで最速のタイムを叩き出し、勝利するか――ただそれだけに全てを注ぎ込み、ピーメのポテンシャルを最大限にまで引き出した“競技銃”であるコトをまざまざと見せ付けられました…(汗)
私みたいにファストドロウに疎い者でも、一度手にすればその“違い”が分かるくらいの実力と美しさを兼ね備えたこのピーメ。
ますます私には手に余る名品ですね…σ(^^;)