遅くなりましたが、この前に引き続き、CAWのコルト32オートのインプレを書いていきます。
とりあえずまずは全体像からザッと見てみます。


さすがはアメリカの老舗銃器メーカーのコルト

緩やかな曲線とシャキっとした直線が織り成す絶妙なバランスが何とも見事です。
円熟した貫禄とでも言うのでしょうか、最近の無機質な、機能性ばかりを追求した現代拳銃にはなくなってしまった“色気”というモノがプンプン出ていてなかなかの雰囲気です。
グリップは握りやすく、セフティもちょうどいい位置にあり、操作性も良好です。
グリップセフティはモデルガンでは形だけで機能はオミットされていて可動はしませんが、一応別パーツで再現されています。

ちなみにこの部分は旧MGC時代からこういう作りだったそうで、私が以前(といっても小学校低学年の時に)親戚のおじさんに触らせてもらったABS製のオープンディトネーター方式の32オートもグリップセフティは無可動だったと記憶していますが、別パーツで作られていたかどうかよく覚えていません。
私の記憶では別パーツではなかったと思うんですが、もしかしたらCAWでリバイバル生産するにあたり新規に別パーツで作り替えられたかもしれません。
その辺はちょっと記憶が曖昧なんで間違ってたらすいません

そして今度は銃口付近に注目。

軽量で小型ながら大型軍用拳銃にも負けないくらいしっかりした面構えの銃口はさすがコルト。
ただ、銃口の形状は実物とはかなり異なり、銃身内のライフリングも省略されているのは少々残念です…

お次は刻印。


さすがはCAWといいますか、リバイバルにあたり、お得意のレーザー刻印により丁寧に打ち直されており、スライド左側側面のモデル名とパテント表記、そしてコルトのトレードマークである跳ね馬もちゃんと再現されており、とてもキレイな仕上がりです。
当然、変に刻印が潰れていたり、部分的に刻印が浅いというコトはまずありません。
刻印に関しては文句なしですね


でも、スライド右側側面は何の刻印も無いんでちょっと殺風景ですね…


実物を見たコトがないんで何とも言えませんが、こんなモンなんですかね??
さあ、そして今回一番(?)の目玉がマガジン!

旧MGC時代の32オートのマガジンは何故か6発しかカートリッジが装填出来なかったんですが、CAWでリバイバルされた製品はマガジンのバンパーが改良されて、実物と同じ8連発になりました。
パッと見は旧モデルのマガジンとほとんど変わりはないように見えますが、バンパーとマガジン本体の溶接の方法が少し違うみたいです。
まぁ、ここまでいろいろ書いてみましたけど、もちろん不満な点もいくつかあります。
上記でも述べたように、銃口の形状やライフリングの再現、グリップセフティのモールドもそうですが、肝心の中身のメカは実物とは到底掛け離れたMGCオリジナルのモノで設計は昔のまま。
具体的にいえば、エキストラクターを兼ねたファイアリングプレートによるサイドファイヤー式、トリガーも単純な引き落とし式で、ディスコネクターにあたる部品がない、スライド下部に収まるはずのスプリングが銃身を取り巻くように配置されている、バレルプッシングの分解はスライドに固定された六角ネジを外すなど、欠点を挙げればキリがありません。
当然、分解や組立も実物とは異なるコトから、フレームに不自然に分解用のピンが突き出ています。
言うまでもなく発売された当時からリアル派にはかなり不評だったらしく、最近の実物に即したリアルなBLKモデルガンに比べて少々見劣りはします。
しかし純粋にBLKモデルガンとして見た場合、発売当時からBLK性能はいいらしく、私も実際に慣らしを兼ねて数発試射してみましたが、カートリッジに詰めた火薬の不良を1発除けばほぼ確実に発火して調子よく動いてくれるコトから単純な性能だけなら現在のBLKモデルガンにもまったくヒケをとらないし、MGCオリジナルのメカにより部品点数も少なく、構造も単純で故障や破損に強く、メンテナンスも容易です。
発火派の方や調子のいいBLKモデルガンが欲しい方、モデルガンの取扱に不慣れな初心者にも十分オススメできます。
価格も税込みで2万円ちょっとくらいで、割引だともう少し安くなるだろうから、比較的手が出し易いと思うので、買って損はないですよー
