2024年5月3日(金)

 日本はゴールデン・ウィーク真っ只中だが、異国の地に暮らす私には残念ながら何の関係もない普段通りの日常である。

 しかもここ数ヶ月来ずっと悩まされ続けている英国関連のとある手続きが非常に遅滞しており(書類を送付してから無駄に2ヶ月が過ぎ去った)、そのストレスで日々不眠や食欲減退を余儀なくされている。

 それはまるでカフカ的な迷宮世界とも悪夢とも言うべきような、私の常識や理解を遙かに超えた不条理極まりない状況で、果たして今は本当に21世紀なのか、それとも(今回関わっている英国側の人々が)未だヴィクトリア朝時代そのままなのかと問わざるをえないでいる(ついでながら来月の3日は愛犬の命日であるのと同時に、作家フランツ・カフカ(下の写真)が死んでからちょうど100年の節目でもある)。

 

 

 このためブログなど書いている気には到底なれず、今回は4年11ヶ月前にこの世を去った亡き愛犬の月命日について触れておくに留めたい(無内容なので今回は愛犬の動画を2つ貼付しておく。今もほぼ1日おきに散策している近所の「森」を、11年以上前に愛犬とそぞろ歩いた時の動画と写真である)。

 

 正直こんな面倒で厄介な(人間)世界に耐えねばならないなら、いっそ愛犬や亡き母などのいる「向こう側」に行ってしまいたいとすら思う程である(確実に彼女たちに再会出来るというのなら、今すぐこの世からオサラバしても何の悔いもない)。

 もともと人嫌いの私は、今回の件で人間なるものにほとほと嫌気がさし、晩年になって極端な悲観主義や人間不信にとらわれたという米国の作家マーク・トウェイン(下の写真)への共感を深めているところである。

 

 

 ともあれ、亡き愛犬の不在を改めて心から悼み、いつかふたたびどこかで再会出来ることを切に願うのみである。RIP.