2024年3月14日(木)
 すっかり遅きに失してしまったのだが、欧州で行われているラグビーの国際大会「シックス・ネイションズ」(Guinness Six Nations)が今週末で終了する(下は公式サイトのアドレス)。

 https://www.sixnationsrugby.com/en

 

 ラグビーが不人気な韓国では(おそらく)全く中継されていないだろう上、インターネットでも無料視聴することは難しく、テレビやインターネットでのスポーツ中継にお金を出すつもりのない私は、試合が終わってから公式サイトにアップされるハイライト映像を見るしかないのだが、先週末はなかなかの熱戦が相次ぎ、ハイライトを見ているだけでもラグビーの面白さを改めて実感することが出来た。

 

 まずは世界ランキング2位のアイルランドが、わずか1点差という大接戦の末に同5位のイングランドに敗れた上(以下のハイライト動画参照)、「シックス・ネイションズ」万年最下位と言ってもいいイタリア(同9位)がやはりわずか2点差でスコットランド(同6位)を下すという波乱があった(下の2番目のハイライト動画参照)。

 ただし今大会でイタリアは対アイルランド戦でこそ36対0と完敗を喫しているものの、対フランス戦では13対13の引き分け、対イングランド戦でもわずか3点差での敗北と大健闘しており、例年になく強いチームだと言えるだろう。

 私はイタリアが加わってそれまでの5カ国対抗から6カ国対抗になった2000年以降、イタリアは万年最下位だと勝手に思い込んでいたのだが、過去24大会のうち6回最下位を脱しており、2007年と2013年には4位にまでつけたことがある(ただし昨年まで8大会連続で最下位である)。今大会も最終戦であるウェールズとの試合に勝てば、2015年以来の最下位返上が確実になる。

 

 

 

 現時点でアイルランドとイングランドが3勝1敗で並んでおり(ただしポイント上ではアイルランドが16ポイント、イングランドが12ポイントと差をつけている)、続いてスコットランドが2勝2敗(11ポイント)、フランスが2勝1敗1分け(11ポイント)となっている。

 最終日の16日(土)には、現在1位のアイルランドが同3位のスコットランド、同2位のイングランドが同4位のフランスと対戦することになっており、ポイント上で2位以下に差をつけているアイルランドが依然優勢だとは言え、最終的な勝敗の行方は蓋をあけてみないと分からない。

 上記の通り今週末も試合終了後にハイライト映像を見るしかないだろうものの、久々に最終結果が楽しみな大会である。

 

(後日追記)

 結局、最終日はアイルランドとフランスが勝利し(その前日にはイタリアが勝って久々に最下位を脱した)、アイルランドが優勝、フランスが2位となった。最終節の3試合はいずれも接戦で、試合を視聴することの出来た世界中のラグビー愛好者たちは今大会を存分に満喫したに違いない。

 以下でハイライト映像を見られる。

 

 アイルランド対スコットランド

 フランス対イングランド

 イタリア対ウェールズ