2019年9月27日(金)

 

 

 

 本日、上の「Abbey Road」50周年記念盤がとうとう発売となった(https://ameblo.jp/behaveyourself/entry-12502870833.html)。昨年「ホワイトアルバム」の50周年記念盤が発売された際にも、これが当節新手のマーケティング手法なのかという記事を書いたのだが(https://ameblo.jp/behaveyourself/entry-12502042194.html)、今回も発売日当日の今日、Youtubeで「Super Deluxe Edition」全40曲が公開された。

 

 https://www.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_k2JcEE3_maNjnVBKU2s1JjhaZ4rxwgaME

 

 今回も英国Amazonから2枚組CDを購入した私としては、英国から実物が到着するまでの間(また、英国から韓国に直接送付出来ないため、一旦日本に送って韓国に持ってくるしかないのでさらに時間がかかるのである)、音質に多少の違いがあるとしても(もっとも私には細かい違いは聴き分けられないだろうが)、私の買ったCD2枚組のEditionには収録されていないものまで含めて先に聴けることはありがたいことこの上ない。しかし一方で、こんな風に誰でもすぐにただで聴けてしまうような状況で、果たして誰が実際にCDを買ったり有料で音源を購入したりするのだろうかと疑問を覚えずにはいられない。

 

 今や音楽をCDなどを買って聴く時代は終わり、Youtubeにアップされたものを無料で聴くか、月額固定料金を払って音楽配信サイトからダウンロードして聴くのが一般的なのだろうが(「Abbey Road」50周年記念盤も、Spotifyなどでは日本時間の昨日時点で既に全曲視聴可能になっていたようである→使ったことがないので知らなかったのだが、韓国ではSpotifyはサービスを提供していないそうである)、こうした月額固定サービスの普及によって、有料で聴く際も1曲あたりの単価が劇的に下がり、音楽業界で活躍するそこそこ有名な音楽家ですら、既に楽曲販売収入だけでは食べていけないようなとんでもない状況になっているらしい。

 一消費者としては、出来るだけ安く手軽に聴けるにこしたことはないものの、しかしこうした状況が続けば、早晩音楽業界そのものが崩壊し、新たな音楽が作られる機会が完全に消滅してしまうのではないかと心配になりもする。

 もっとも個人的には日常的に聴く音楽はもっぱらクラシック音楽か、せいぜい1980年代くらいまでのロックやポップスが中心で、当のクラシック音楽にしても実質的に20世紀初めに、そしてロックやポップスなどの大衆音楽は20世紀終わりまでに終焉を迎え、それ以降の音楽は(言い方は悪いものの)ほとんど「ガラクタ」でしかないと思っている私にとっては、これから新しい曲が全く産み出されなくなっても実際は全く困らないのだが…(音楽ほど劇的な「転落」ではないかも知れないが、美術や文学などにしても今やほとんど同じ状況だと言っていいだろうけれども)。

 

 ともあれ、早速Youtubeからダウンロードした「Abbey Road」50周年記念盤を、これからじっくり聴いてみることにしたい。