生まれながらにこの俺は超能力を持っている。
頭の中で考えた時間と場所へ瞬間移動が出来るのだ。
小生、男であるからしてやはり江戸時代の大奥に興味あり。
手っ取り早く、徳川将軍の吉宗さんに会いに行った。
急に何も持たずに訪れるとビックリして「誰か出会え」って
叫ばれて捕まっちゃう危険性があるので、おみやげに100円
ライターを数個ポケットに入れて行ってみた。
由宗さんはやはりビックリしていたがおみやげをみせて
渡すと急ににっこり、色々話してくれた。ただ言葉が現代の
ものと違うので、「私、違った。みども?セッシャ?は将来の
国からやって来たのでソーロー。大奥を見たいのでやんす。
おみやげやるからちょっと見せてたもれ」と話したらどうにか
コミュニケーションが取れた。
彼の話によると以前5,000人いた大奥の女性を徳川幕府の
経営が怪しくなり3,000人を人員カットして2,000人に
したそうだ。それでもまだ多いと思うんだけど。
大奥の偉そうなオバサンの話によると、大奥にも色々な階級が
あって、上から上臈、お年寄り、お客会釈(あしらい)、お中臈、
お錠口、表使、右筆頭、お次頭(以上がお目見という高級女中)、
右筆、同助、お錠口助、お次、お切手頭、お広座敷頭、お三の間頭、
お伽坊主、呉服の間、お広座敷、お三の間、お末頭、火の番頭、
お使番、仲居、同助、火の番、お茶の間、お手下、というのが
順位だそうだ。
これだけいたら、そりゃあ経費がかさむのも無理はない。大奥に
上がるのもなかなか難しく、商人の娘がいかに美しくても駄目で、一度旗本のお屋敷に入ってからうまく行けば採用されるらしく
今の就職難以上に狭き門だったらしい。
長くいると危ないので吉宗さんに、「みんな、綺麗でありんす
わいなあ。んじゃ、また来るので宜しく頼むでソーロー」といって
帰宅した。