通勤電車は相変わらずの混雑で、俺は後ろから押されるように

電車に乗り込んだ。一分の隙間のないギュウギュウ詰めだ。

俺の左前に可愛いちょっとコケティッシュな女の子が立っていた。


数分もしない内にどう見てもヤクザな男が二人近づいてきて、

「おい、おねえちゃん、この前と同じ様に楽しいことしようぜ」と

その子に声をかけてきて身体を触りだした。


周りの乗客は見て見ぬふりをしていた。俺は、その二人のヤクザに

「どけっ」と胸ぐらを押されてよろけてしまって頭にきて、

「オイ、お前ら、いい加減にしろ。この子は嫌がっているじゃないか」と

大声で怒鳴った。と、その二人のヤクザは「何~、いい度胸している

じゃねーか」とポケットからナイフを取り出して俺に向かってきた。


「ドス、ブス、ガツ」。勝ったのは俺でヤクザ二人はそこに無様に

倒れこんだ。俺は二人のズボンのベルトと俺のネクタイでその二人の

ヤクザを電車のポールに縛り付けて、近くの乗客に「次の駅で公安員に

連絡して下さい。」と言って、その女の子を連れて他の車両に移った。


その子には「俺も、他人にお説教をするほど出来た人間じゃないが、

自分を大事にしなよ」と涙ぐむ女の子に話して次の駅でサヨナラした。


こんなリアリスティックな夢だったなあ。もっと、夢なら夢らしく

「お侍さんの名は?」「フッ、名乗るほどの者じゃござんせん」くらいの

話が付いていても良かったと思うんだけど・・・。


今日はそんな訳で大変気分良く過ごせた。もしこんな痴漢に今日出あったら

注意するところだった。でも明日あたりからはちょっとトーンダウンして

「あ~、いってやろ、いってやろ」と叫んでダーと逃げちゃうかもな。