俺が大学生の頃、ある大手のインスタント
コーヒーの会社でアルバイトをしていた。

その会社が新商品を開発し、発売前に自社の
正社員に試飲させてデータをまとめる様に
指示してきた。

試飲方法は、何も書いていない紙コップに
新開発のコーヒーを入れ、その隣に競合相手の
コーヒーを入れ、どちらが美味いかを聞き出し
そのデータをまとめて提出するというものだ。

結果は圧倒的に競合品の勝利だった。正直だった
俺はその通りのデータを上司に提出したところ、
その上司は嫌~な顔をして間違いないかと
何度も聞き返してきた。

正社員は常に自社のコーヒーを飲まされている為、
競合品のコーヒーに新鮮な味覚を覚えたんだと思う。
でも、そのお陰で3日後俺は首になった。
(小梅太夫、何とか言ってくれ~~~!)