前回の話をひっぱった話・・・
この仕事をはじめた頃は、お客様は会場のリストにある曲(いわゆるベタな結婚行進曲など)から選び
今ほど自己主張されるかたも皆無でした。
弊社STAFFもそんななので
新たな曲がお客様よりリクエストで来て、作業を頼もうものなら“小言”まで頂いちゃう状況でした。
さらにテープ一つ、備品で購入してもかなりの窮屈な思いをしていました。
そして当時の「ブライダルコンピアルバム」もひどいもので
ベタな曲でも本人が歌ってなくて、代わりの人が歌ったものばかり・・・
当時はワタクシも知識がなく、弊社STAFFも誰も気づかずそのまま流してしまうことも多々ありました。
バロック音楽といわれてもただのクラシックコンピ(その当時ですから軽いノリの、今って豊富だからいいですよね)をかけて、お客様のお怒りを買ったこともありました。
そんななか、お客様より提出されたリストは《クラシックオンパレード》
クラシックは作曲者・指揮者が違うだけでかなり印象が違います。
TIMEもかなりかわりますので怖いしろものです。
ですので、ほとんどの場合持ち込んでもらうよう、この一件があってからはするようになりました。
この日も思い出のCDの曲を入場曲にと事前に会場は受け取っていたようです。
今となってはどういう経緯でそれがうちへ手渡されなかったのか
スルーになったのかわかりませんが用意できなかったようです。
当時誰もそこまで「BGM」にこだわるなんてお客様はおられませんでしたから。
結局当日のオペレート担当はそこまでの経緯なんてわからない、
会場担当者を呼んでもそんなクレーム今まで出たことがないから何がおこったかという感じでした。
土下座しても新郎のお怒りは止みませんでした。
それは当然です。新郎様はお金を払って私たちをいれているのですから。
婚礼って一般人が高いお金を使う一生に一大のイベント、
ひとつクレームが起こればそれに伴って、あらゆることが出てくるものです。
会場にとっては幸いながら当日はうちだけで済み、うちにとって初めての大きなクレームとなったのです。
翌日弊社社長・専務・プロデュース会社社長と全ラインナップ勢ぞろいの上話合いがとられました。
会場はお客様に対し10万の値引き。うちもその日分(他の部屋も)の請求がまるまる飛びました。
それでもお客様の大切な思い出には叶えられなかったものがたくさんあり
変えたくても変えられない一日となったわけで
申し訳ない思いでいっぱいです。
当時仕事としては正直尊敬できない社長でも
いざというときには社長という存在でしか責任をとれないこともあると実感したのでありました。
この日以来、
必ずリクエスト曲のアーティスト・演奏者の確認(特にクラシックは演奏者によりまったく印象もタイムも違うので)をするようになりました。
廃盤が多いクラシックのジャンルは、廃盤なら雰囲気の近いもので良いでしょうか?など確認が一層増えました。
そして弊社で一番担当したくない部屋no.1はクラッシク系とまで、ゆくゆく語り継がれていきました。
そしてお預かりしたCDに関しては
会場担当も意識してくださるようになりました。
(別会場では紛失してすごい騒ぎになったことありますが・・・)
当日オペレーターにひつこいくらい引継ぎを行うようになったのも
ここからだったと思います。
(それでも聞かないSTAFFはいましたが)
この日以来、この仕事の怖さを同時に覚え
STAFFの教育も、仕事の取り組み方も、そして当日担当への引き継ぎ方も
すべて姿勢がかわったように思います。
どこかで起こるべくして起こったのでしょうが、うちにとってはすごく貴重な1件になったと思います。
言い切れない謝罪と感謝をこめて。
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ブログを若干内容変更しました。
10年くらい昔のことで記憶があいまいなのと、
当日自分も別現場で会場に入っておらず話を聞いただけだったこと、
(思い出したくない思い出ですから)
だけど当日担当したスタッフにとっては事実と違うことがあり、大変気分を悪くさせてしまいました。
申し訳ありませんでした。深くお詫び申し上げます。