フィリップチップ実装LEDはんだ付けX線装置で可能なこと | X線の奥深さに引き寄せられました

X線の奥深さに引き寄せられました

アイビットが公表したX線の知識を、私のブログでもお伝えします

アイビットは、フィリップチップ実装LEDはんだ付けX線装置を取り上げて、X線の知識を吸収したい方が目を通したくなるような内容です。
フィリップチップ実装LEDとは、LEDチップの上面(エピ面)側から両電極を取り、天地をひっくり返した状態で実装するタイプのLEDチップです。

下側となる電極面を金バンプまたは、はんだで直接実装できるため、小型化が可能です。
従来ワイヤーボンディング実装だと、ワイヤーの影ができてしまいますが、フィリップチップ実装LEDなら、ワイヤーの影ができてしまうことはありません。

フィリップチップ実装・LEDチップは、金バンプ部をはんだ付けすることで、コストダウンを可能にしています。
下面電極のはんだ付けの問題点は、はんだ部にボイド(気泡)があると、抵抗値が大きくなり不良品になってしまいます。

アイビットはその対策として、X線による検査項目が設けられて、気泡部の面積(%)が指定値以上になっていないかX線撮影で確認します。
はんだ無しは検査履歴保存、はんだ過小は面積比率=指定値(%)以下、はんだ流れは外周はみだし量、LEDチップなしは、はんだ形状によって中央に丸く集まってしまった場合とX線による検査項目に違いがあります。