映画「The Secret Life of Walter Mitty」は、主演のベン・ステイラーが監督をしており、さらに使用する音楽も自ら選んでいます。
「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」
この映画のコンセプトを元に全ての音楽が選ばれたのだとすれば、この”Dirty Paws”の歌詞も、ただの「北欧の物語」で終わらないはずです。
例えば、冒頭に出てくる”dragonfly”です。
普通に字面でよむと「なんで急にトンボ?」と思いますが、
あるサイトにはこのような記事が書かれていました。
The dragonfly totem carries the wisdom of transformation and adaptability in life. As spirit animal, the dragonfly is connected to the symbolism of change and light. When the dragonfly shows up in your life, it may remind you to bring a bit more lightness and joy into your life. Those who have this animal as totem may be inclined to delve deep into their emotions and shine their true colors.
ートンボは、周りの環境に合わせて適応する能力の高い生き物であることから、「変化」や「希望の光」の象徴とされています。トンボがあなたの前に姿を見せる時、あなたの人生に喜びと希望をもたらしてくれます。そしてあなたの心の奥底を見透かし、それに合った色に輝きます。
トンボがこのような意味で用いられているのだとすれば、「The dragonfly it ran away, But it came back with a story to say(=トンボは一旦はどこかへ飛んでいってしまったが、物語を携えて帰ってきた)」の箇所が大きな意味を持ってきます。
それを踏まえ、なぜトンボが物語を携えて帰ってきたのか、トンボは私たちに何を伝えたかったのか。
(物語を”tell(語って聞かせる)”でなく”say(言いたいことがあって言う)”としています)
それを想像しながら聴いてみて下さい。
ーーーーーーーーーーーーーー
Jumping up and down the floor
My head is an animal
床の上を飛んだり跳ねたりしていると、
私の頭は動物のようになる
And once there was an animal
It had a son that mowed the lawn
むかしむかしあるところに、一匹の動物がいました
その動物には息子がいて、芝を刈っていました
The son was an okay guy
They had a pet dragonfly
その息子はまあそこそこいい奴で、
ペットにトンボを飼っていました
The dragonfly it ran away,
But it came back with a story to say
トンボはどこかへ飛んでいってしまいましたが、
物語を伝えに戻ってきました
Her dirty paws and furry coat,
She ran down the forest slopes
毛むくじゃらの彼女はその汚い足で
森の斜面を駆け下りて行きました
The forest of talking trees
They used to sing about the birds and the bees
森にはおしゃべりの木たちがいて、
鳥やハチのことを歌にして口ずさんでいました
The bees had declared a war
The sky wasn't big enough for them all
ハチたちは、空が狭くなってきたと
他の動物たちに対して戦争をはじめました
The birds, they got help from below,
From dirty paws and the creatures of snow
鳥たちは下にいた彼女や
他の動物たちの助けを得ましました
La, la, la,
La, la, la, la.
La, la, la,
La, la, la, la.
And for a while things were cold
They were scared down in their homes
それからしばらくは、まるで真冬のような厳しさが続きました
ハチたちは他の動物たちを震え上がらせました
The forest that once was green
Was colored black by those killing machines
森はかつては緑でしたが、
ハチたちによって、まっくろに(枯れ山に)されてしまいました
But she and her furry friends
Took down the queen bee and her men
しかし、彼女やその仲間たちが
ハチたちをやっつけました
And that's how the story goes,
The story of the beast with those four dirty paws
それが、汚い毛むくじゃらの彼女の物語でしたとさ
La, la, la,
La, la, la, la
La, la, la,
La, la, la, la
ーーーーーーーーーーーーーー
ここから下は、僕がこの曲を聴いて(プラス、「The Secret Life of Walter Mitty」という映画をイメージしながら)感じたこの曲の「答え」です。
ーーーーーーーーーーーーーー
自分の信念を曲げずに人生を生きるとき。
それは、綺麗に、当たり障りなく生きられるとは限らない。
自分の手が汚れてしまったり、
足がぼろぼろになってしまう。
けど、そんな醜い姿になっても自分の旗を揚げて走り続けられれば、
そんな「醜さ」を受け入れてくれる人はたくさんいて、
どんな大きなことにだって立ち向かえる力になる。
そういう生き方ができたのなら、
それは「幸せ」と呼べるのではないでしょうか。
「世界を見よう、危険でも立ち向かおう。それが人生の目的だから」
この映画のコンセプトを元に全ての音楽が選ばれたのだとすれば、この”Dirty Paws”の歌詞も、ただの「北欧の物語」で終わらないはずです。
例えば、冒頭に出てくる”dragonfly”です。
普通に字面でよむと「なんで急にトンボ?」と思いますが、
あるサイトにはこのような記事が書かれていました。
The dragonfly totem carries the wisdom of transformation and adaptability in life. As spirit animal, the dragonfly is connected to the symbolism of change and light. When the dragonfly shows up in your life, it may remind you to bring a bit more lightness and joy into your life. Those who have this animal as totem may be inclined to delve deep into their emotions and shine their true colors.
ートンボは、周りの環境に合わせて適応する能力の高い生き物であることから、「変化」や「希望の光」の象徴とされています。トンボがあなたの前に姿を見せる時、あなたの人生に喜びと希望をもたらしてくれます。そしてあなたの心の奥底を見透かし、それに合った色に輝きます。
トンボがこのような意味で用いられているのだとすれば、「The dragonfly it ran away, But it came back with a story to say(=トンボは一旦はどこかへ飛んでいってしまったが、物語を携えて帰ってきた)」の箇所が大きな意味を持ってきます。
それを踏まえ、なぜトンボが物語を携えて帰ってきたのか、トンボは私たちに何を伝えたかったのか。
(物語を”tell(語って聞かせる)”でなく”say(言いたいことがあって言う)”としています)
それを想像しながら聴いてみて下さい。
ーーーーーーーーーーーーーー
Jumping up and down the floor
My head is an animal
床の上を飛んだり跳ねたりしていると、
私の頭は動物のようになる
And once there was an animal
It had a son that mowed the lawn
むかしむかしあるところに、一匹の動物がいました
その動物には息子がいて、芝を刈っていました
The son was an okay guy
They had a pet dragonfly
その息子はまあそこそこいい奴で、
ペットにトンボを飼っていました
The dragonfly it ran away,
But it came back with a story to say
トンボはどこかへ飛んでいってしまいましたが、
物語を伝えに戻ってきました
Her dirty paws and furry coat,
She ran down the forest slopes
毛むくじゃらの彼女はその汚い足で
森の斜面を駆け下りて行きました
The forest of talking trees
They used to sing about the birds and the bees
森にはおしゃべりの木たちがいて、
鳥やハチのことを歌にして口ずさんでいました
The bees had declared a war
The sky wasn't big enough for them all
ハチたちは、空が狭くなってきたと
他の動物たちに対して戦争をはじめました
The birds, they got help from below,
From dirty paws and the creatures of snow
鳥たちは下にいた彼女や
他の動物たちの助けを得ましました
La, la, la,
La, la, la, la.
La, la, la,
La, la, la, la.
And for a while things were cold
They were scared down in their homes
それからしばらくは、まるで真冬のような厳しさが続きました
ハチたちは他の動物たちを震え上がらせました
The forest that once was green
Was colored black by those killing machines
森はかつては緑でしたが、
ハチたちによって、まっくろに(枯れ山に)されてしまいました
But she and her furry friends
Took down the queen bee and her men
しかし、彼女やその仲間たちが
ハチたちをやっつけました
And that's how the story goes,
The story of the beast with those four dirty paws
それが、汚い毛むくじゃらの彼女の物語でしたとさ
La, la, la,
La, la, la, la
La, la, la,
La, la, la, la
ーーーーーーーーーーーーーー
ここから下は、僕がこの曲を聴いて(プラス、「The Secret Life of Walter Mitty」という映画をイメージしながら)感じたこの曲の「答え」です。
ーーーーーーーーーーーーーー
自分の信念を曲げずに人生を生きるとき。
それは、綺麗に、当たり障りなく生きられるとは限らない。
自分の手が汚れてしまったり、
足がぼろぼろになってしまう。
けど、そんな醜い姿になっても自分の旗を揚げて走り続けられれば、
そんな「醜さ」を受け入れてくれる人はたくさんいて、
どんな大きなことにだって立ち向かえる力になる。
そういう生き方ができたのなら、
それは「幸せ」と呼べるのではないでしょうか。