多重人格者が出来るまで

多重人格者が出来るまで

解離性同一性障害の記録を残すブログです。

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いつまで私でいられるんだろう?


自分の意識を持っているのに人の声がちゃんと認識できない


脳の半分以上寝ている状態というか。まるで夢を見ているような。

いや、夢は夢で実感あるから夢以上に現実味がない現実。



やる気が起きなくて、誰にも言えなくて、誰にも理解されず、逃げ場もない。



「あなたが悪い訳じゃないよ」

「あなたが悪いことしたわけじゃないよ」



そう言ってくれるけれど、その口調に怒りが含まれている。その表情に怒りが含まれている。溜息を吐いて顔を背けるのですね。


切ないね。やるせないね。なんで私はここにいるんだろう。

何から逃げてここに来たんだろう。

辿り着いた先がここだったのであれば神様って本当に意地悪です。






最初は「またどうせ後から大きいのくるだろうな・・・」という予兆はあった。

ただ、自分の中で「全員が満足して最後の日を迎えてほしい」という祈りに似たものが根底にあったし、それが原動力の素直な思いであった。

今改めて考えてみれば、ただの偽善者である。なんて滑稽な道化師だろうと、目も当てられない。
とはいえ、いまはもうどうでもいいのだ。私は首を切られ、自身消失し、意気消沈して、絶望し、持病が悪化した。ただそれだけのことだ。


なんら不思議な事でもなく、健常者のふりして紛れ込んだが故のつけがきただけ。何の不満があろうか。一時でも夢を見させてもらったことがどれだけ有り難い事か。一番分かっているはずなのに、ね。

あまりに健常者でいられることが嬉しくて、
あまりに自分を世辞でも買ってくれる人たちがいることが嬉しくて、
あまりに頼りにされることが嬉しくて、
あまりに・・・・・・・・存在を認めてもらえたことが嬉しかったんだ。

こんな狂っている自分なんかを必要としてくれる場所があったことが本当にうれしくて。

あぁ、そうか。


私はあそこを自分の居場所だと思っていたんだ。


そこから蹴りだされてしまったから悔しくて切なくて仕方がないんだ。


戻りたくても戻れない場所。


もう一生入ることのできない場所。









悔しいね。切ないね。




・・・・・・・・本当、バカみたいだ。




数年ぶりのブログ更新である。

にも関わらず、今、パソコンを前にして私は廃人のようだ。






何故こんな状態に陥っているのか・・?

私が私でいられているのかは定かではないが、ここにその切れ端としてでも残しておこうと思う。




そもそも。
私は去年、世界的にも有名な某外資系企業へ就職した。
こんな病気を抱えている私にとって生まれて初めての就職と呼べるものであった。
ましてや健常者と同じ、いや健常者でも敷居の高い大企業へ就職したことで自分の未来が輝かしいものになるのだという期待に胸を躍らせた。

家族から期待され、そのネームバリューの力もあって知らぬところで家族が知人や親せきに自慢したりしていた。それが気恥ずかしくもあり、とても嬉しかった。
こんな自分が自慢できる存在であれることが純粋に嬉しかったのだ。



仕事内容としては今まで経験してきたものが役立ったし、個人的に好きな仕事でもあったからやりがいはあった。
ただ仕事量としては今までの仕事なんて比ではなかった。
言うなれば小学一年生が大学院に入ったような状態である。
それでも自分が出来ることをひらすらコツコツ勉強し、苦痛もなく、毎日があっという間に過ぎて行った。
今考えてもこれだけは言える。


「・・・本当に楽しかった。」



しかし入社して初めての難所をクリアし同期全員で喜んでいた頃、直属の上司が決まった。
もしかするとこの時には既に自分の運命も決まったのかもしれない。

上司がパワハラ上司だった。

社風のフレンドリーな雰囲気とは全く異なる、言ってしまえば「日本の政務官系・警察・検察にいそうなお堅い人」をイメージして浮かぶような・・・そんな人であった。
あまりの衝撃に同期の皆が戸惑ったし、不安に駆られた。

ここでは具体的な事は伏せるが、その上司が原因で休職を余儀なくされたものが全体の1/3程度いた。
そして私もそのひとりであった。

しかし上司が言うことは正論でもあった。”ちょっと不器用なだけで本来は優しい人である。”
休職中も復帰後も個人的にはそう思っていた。そう思っていた。

・・・そう過去形だ。


上司が原因で休職を余儀なくされ、数か月の休職の後復帰し、その後は病気で1日も休むことなく残業・休日出勤など仕事に励んだものの会社規定の条件に合わず契約満了とのことで首を言い渡された。
もちろん休職関係なく、切られた者もいる。
続けられることだけを目標に励んできた自分の何がいけなかったのか。
上司以上に同期の精神的サポートもした。
首が決まった後も自分の事なんて気にならず、サポートに徹底した。


しばらくして皆が落ち着いたと思った時にやつはやってきた。



ヤツの名は「絶望」だ
最近すごく不安定

わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ってなる


夜よく叫ぶ


いや昼間でも叫ぶ




『わーーーーーーーーーーーーー!!』

『あーーーーーーーーーーーーーー!!』



意味もなく赴くままに叫ばずにいられない。




「どうしたの?」って聞かれても


『なんでもない。』と答える。



だってそこ意図がないから。







『わーーーーーーーーーーーーーー!!』

「どうしたの?」

『なんでもない。…わーーーーーーーーーーーーー!!』

「??????」

『…なんでもない。』



この繰り返し。完全にキ●ガイ。