今回は水質について、素人ながらに感じた事を
基本中の基本、硝酸塩について。です。
おかげさまで我が家の水槽、イソギンチャクやサンゴが年単位で飼育出来る様になりました。
一番の古株のフラワーさんや、シライト(ではないw)イソギンチャクで間もなく4年になります
ジャンルは
イソギンチャク
ソフトコーラル
LPS
SPS
です。
とカクレクマノミ2匹w
あ、シャコガイも居たw
飼育情報では、ソフト~LPSは少し硝酸塩があった方がいい
SPSは限りなく0にした方がいい
とあります
では、この硝酸塩とは何か?
有機物が腐る過程でアンモニアが発生します
そのアンモニアをバクテリアがエネルギーとして取り込み、亜硝酸塩に変え、その亜硝酸をさらに硝酸塩に変えるバクテリアが存在します
これが、アクアリウムの水質浄化の基本となるわけですが……
「濾過槽での話」です
サンゴや、観賞用のイソギンチャクが本来棲息している海域……どうしても「硝酸塩が常時発生しているとは思えない」んですよね。
濾過槽だから、マットや濾材にバクテリアが定着し、そこにアンモニアが流れ、亜硝酸が発生し、硝酸塩になる……
それを大海原で?もちろん河川から流れ込む栄養分はあるでしょう
しかし、アクアリウムで検査薬に色がつくほどの濃度ではないと思うんです
グレートバリアリーフの硝酸塩濃度
で検索してみたら……pdfファイルで、オイラの環境じゃ確認できん……(*T^T)w
バクテリアによる水質浄化が完結(硝酸塩が発生)するほど、サンゴがいる海が汚れているとはどうしても考えられないんです
そして行き着いた答えが、
「硝酸塩は0ppm」がいい。です。
硝酸塩は水道水にも入っています。
しかし、その濃度が高いと人体にも有害なので、きちんと基準があります。
そんな硝酸塩を数ppmでコントロールする……
それなら添加剤+プロテインスキマーで0にしてしまった方が遥かに管理しやすいです。
「添加剤をどれだけ入れたら0ppmになる」が解れば、後は、それを繰り返すだけ……
水質検査も、数ヶ月に一回で、後は生体の調子で検査するくらいです。
サンゴの栄養を褐虫藻が補っていますので、植物プランクトンには硝酸塩があった方がいいのは確かです。
しかし、長時間さらされても本体(サンゴのポリプ)が大丈夫な濃度がわかりません。
硝酸塩はバクテリア浄化の最終物質なので「何かをしないと」取り除けません。
水換えや添加剤、リフジウム等ですね。
後は、嫌気バクテリアでの脱窒。
よく、調子が良かったイソギンチャクが数年後調子を崩した……といった事を見聞きしますが、体内に溜め込んだ硝酸塩がキャパを越えた時、調子を崩すのではないか?
LPSが褐虫藻を吐き出す行為には、体内に取り込まれた硝酸塩で増えた褐虫藻。その硝酸塩を取り込んだ褐虫藻を吐き出す事で体内の硝酸塩濃度を下げているのもあるのでは?
と思うんです
ポリプが小さいSPSは、硝酸塩に対する容量(褐虫藻)が少ないからなのかもしれません。
残念ながら、そういった研究がされてないみたいで、仮説の域を出ないのですが……
なので、私はどのようなサンゴも、硝酸塩は低い方が良いと思っています。
照明が太陽でない限り、やはり褐虫藻だけでサンゴが満腹になるのは難しいみたいで、エサは必要になるのですが……
我が家で硝酸塩が高濃度だった時、増えたのはツルツルとしたディスクコーラルと、セイタカイソギンチャク(カーリー)でした。
スターポリプ、マメスナ、ウミキノコは全て駄目でした
ウミキノコは1週間でポリプ出すことなくボロボロに、スターポリプやマメスナは一時期増えようとするのですが、すぐに萎縮したままで昇天しました。
最後に熱帯魚。
確かに魚は硝酸塩には強いみたいです。
が、本来サンゴ礁にいるような魚達
それを考えれば、やはり硝酸塩は低い方が良いと思っています。
栄養塩は水を酸性にしますしね。
スターポリプが、マメスナが維持できない……魚達が直ぐに病気になる……といった場合、硝酸塩濃度を測定されてみてはいかがでしょうか。
高いですが、数種類測定できる、レッドシーのマリンケアマルチテストキット
立ち上げ用みたいなものらしいのですが、購入間もなく4年経ちますw
しっかり反応するので、大丈夫みたいですがw
7~8千円しますが、やはり「水換えしてたら大丈夫」だけではやはりサンゴやイソギンチャクは難しいので、水槽と同じく、最低限必要な出費と思って下さい
少し前にリン酸塩測定キットも購入しました。
純水装置を自作した頃ですね。
コケや海藻が爆発していた時期です。
水質を管理出来ると、昇天する生体が少なくなるので、結果的には出費がかなりおさえられます。
ではでは