人前で話すのは改めて難しい。
声の大きさ、速さ、あとは音響設備も整ってやっと話せるのかも。
免許更新のため免許センターへ行ったとき。
書類手続き、写真撮影を終え講習室へ。
私は今回、違反者講習のため2時間コース。
淡々とマニュアルに書いてあることをロボットみたいな講師から聞かないといけないのは正直苦痛だ。居眠りをしてしまうと再講習になってしまうため退屈しない工夫が必要だ。
私はこの機会に交通マニュアルを1から読み、ややこしい交通ルールを覚えることにした。
そんななか、講習がスタート。
講師はご時世的にマスクを着用しまた、ピンマイクを付け話を始めた。
交通ルールの「こ」の字から説明がはじまり、知ってることを淡々と話しだした。
今日は一から勉強する気持ちで挑んでいるので意外と眠気がこない。
この調子でいけば2時間あっという間だろうと感じた。知ってる知識や、ニュースで見たややこしいルールなんかも改めて理解することができるのだが一点、講師の声がこもっており語尾がモゴモゴしており時折聞き取れないところがあるのが難点。
そんなこんなでビデオ講習の時間に。
おなじみの事故映像はじめ、こんな時あなたはどうする?など平成初期ごろに撮影したのかと感じる映像が流れる。
見るたびにこの教材は撮り直さないのか?と疑問が湧くがとりあえず淡々と視聴。
そのなかで、〜かもしれない運転の話が。
運転する心構えとしてはここが結局1番重要だと私は思っている。
そんな〜かもしれない運転の話を聞いているとき、講習序盤から思っていた講師の声がこもっており語尾がモゴモゴの件が更に気になりだした。
「この場合は右から〜かもしれないので…」
「ここに車が駐車しているため〜かもしれないので…」
これってみんな聞き取れているのか?
〜かもしれない運転の講習しているけど、聞こえてないかもしれない講習になってないか?
そもそも、違反者講習をしっかり聞こうと思う人なんか少ないので問題ないのだろうが私は、
〜かもしれない運転の講習が聞こえてないかもしれない講習になっているかも?のモヤモヤが湧き講習に集中できなくなってしまった。
こんなしょうもないモヤモヤを持っているのはこの教室で私くらいだろう。
これは講師の巧妙なテクニックなのか?
新しいことわざなのか?
色々と考えているうちに2時間の講習は終了。
おかげで一度も眠くはならなかった。
私も人前で長時間話す機会があれば聞き手を飽きさせないテクニックを身につけたい。