常識を超えてくる。それとも既に常識なのか。
信号待ちをしていたとき。私の前には男女3人組男1女2、年齢は20代前半くらいだろうか。
服装からしてかなりのアゲアゲ系。
そんな彼らの会話。
「心配するなって大丈夫だから」
男は女に声をかけていた。
「ほんとに大丈夫かな?バレてないよね?バレたらやばいよ!」
ん? なにかをかなり心配している女。
「バレるような仕事じゃないから大丈夫だって!」
ん?ん? 語気を強めてなだめる男。
根拠はないが会話からしてグレーな仕事か何かをしてきた模様。
信号が変わったが会話の続きが気になる。
気持ち悪いと思うが聞けるとこまでついていこう。
そんななか女は
「だって、○○ちゃん今スマホが触れない状況にいるんだよ!なんかあったんだよ!」
なるほど、他にもメンバーがいるのか。
女は心配して電話やLINEを送ったが返答がないんだろう。
私も勝手に最悪のケースを想像した。
「だから心配するなって!なんかあったら○○ちゃん連絡してくるって!」
男は割と冷静だった。
私もなんとなくだが、グレーな仕事ほど報連相が重要だからなにかあったら連絡がくると思う。
だが、そんな心配どうでもいいと思ってしまった女の一言。
「だって○○ちゃん、Instagram更新してないんだよ!てことはスマホ使えないんだよ!」
ちょっと落ち着こう。Instagramが更新されてないからスマホ使えないってことはギリギリ納得だがInstagramで安否確認してるってことなのか?
LINE送ってみたけど未読。
電話したけど出ない。
○○ちゃんに何かあったかもしれない!
なら理解できる。
Instagram更新されてない。
○○ちゃんに何かあったかもしれない!
とはならない。
たしかに最近では電話を利用しない人がいると聞いたことがあるがZ世代はテレパシーとかで通じあうことができるのか。
もしくは、これが当たり前なのだろうか。
もう少し、彼らの話を聞きたかったが急な腹痛に襲われトイレに駆け込んだためその後の行方はわからない。
もしかしたら、この腹痛は彼らからのこれ以上関わるなのテレパシー攻撃だったのかもしれない。