役に入るなら最後までやり抜いてほしい。


ある日、電車に乗っていたときのこと。

そこそこ満員状態の車両に乗っていたとき、私の目的駅の1つ手前から奴は現れた。


大柄でデカリュック&デカヘッドホン、肩で歩く系男子の入場。

満員状態の車両に降りる人を待たず、グイグイ車両の奥へ。


たまに遭遇する人種だから今更驚くことはないが

まさかの私の後ろに陣取り。


だが、私は次の駅で降りるので数分我慢すればいいだけなのだが、シャカシャカとヘッドホンから溢れ出すミュージック。ぶつかるデカリュック。


ようやく、目的駅に到着し開放。

肩歩き男子にせっかくなのでさようならを告げようと振り向くと一緒に下車しているじゃあないか。


もしかして運命共同体なのか…。

落ち込んでいる私に目もくれず、エスカレーターに向かってしまった。


満員時間帯のため上りエスカレーターは混雑状態。

レーン右側の歩くゾーンも詰まっている感じだが

きっと彼なら猪突猛進してくれるに違いない。

むしろ、下りエスカレーターを進んでいくだろう。


そんな期待をひっくり返す、まさかの上りエスカレーター立ち止まろうゾーンに並んでいるじゃあないか。しかもデカリュックを前背負いしてるじゃあないか。


なんだよ、電車の中のあなたはどこにいったの。

弄ばれた気分だ。


キャラがぶれぶれだよ、それじゃあ真の肩歩き男子にはなれないぞ。


次回に期待したい。