何事にも限度ってものがある。
最近、コロナは落ち着いてると個人的には思っているが、ニュースを見るとそんなことはないと。
たしかに外出しているとゴーグル、マスク、ゴム手袋なんてフル装備の人も超少数だが見かける。
人それぞれ理由があるだろうし色んな思想があるので否定はしない。
そんな人を見ると思い出すことがある。
世間がコロナにアンテナ高く、お店なんかマスク着用しないと入店お断りが当たり前の時。
電車に乗っていたとき、車両から車両に移動される男性が私の目の前を通った。
男性の手にはファブリーズみたいなスプレーボトル。
連結部分の扉数メートル手前からそれを吹きかけながら扉に手を取り隣の車両に消えて行った。
一瞬何が起きたのか、ほんのり香るアルコールの匂い。
きっと除菌のためにアルコールを吹きかけたのだろうがそこまでする…?
ところ変わって、スーパーにて。
マスク入店が必須で着用してないと店員さんから声をかけられ、場合によってはトラブルなんてことも多々あった頃。
私とほぼ同時くらいに入店した高齢のおばさん。
マスクをしておらず、カゴも取らず颯爽と入店。
案の定、店員さんに声をかけられていた。
何を言われているのか分からないが店員さんのジェスチャーからマスクしてくださいってことを伝えているようだ。
ニュースでやってたバトルが目の前で起こるかとちょっと期待したが何もトラブルなくおばさんが入り口に引き返してきた。
気持ちガッカリだが、平和に解決したからいいだろうと思った瞬間。
おばさんは入口に設置してあるアルコールスプレーを手に吹きかけそのまま顔に塗りたくった。
これぞ、おばあちゃんの知恵!…か?
そのまま再度入店、店員さんもトラブル回避のためか2回目は目をつぶって入店OK。
首にネギを巻く、ハチミツを直に舐める、顔にアルコールを塗る。
昔からあるおばあちゃんの知恵シリーズなんだと自分を納得させるしかなかった昼下がり。