凍えた手で

幸せに触れてみる


指先まで冷たくて感覚をなくした手には

幸せの感触さえ巧く分からない

それは

この寒さを消してくれるほどには
暖かくないみたい

それは

この冷気から守ってくれるほどには
やわらかくないみたい


澄んだ冬の夜空と

遠くで灯るローソクと

この幸せを抱き締めたら


私の歩くこの道を

切れかけて点滅する街灯が

苦しげに
確実に

照らしだしてくれている