さて、引き続き実車研修です。


1日目から3日目までは未経験者同士でペアを組んで、1台のバスに二人で教習を行っていたのですが、今日は初めて経験者とペアを組みました。


経験者の運転は違いますね。


ギアの切り替え、クラッチやブレーキの操作、右左折時の目視確認のタイミング…

すべてが流れるように操作をされていて、びっくりしました。


相変わらず目視確認のタイミングや回数が足りないと言われているので、経験者の運転を見て勉強です。

マニアシートではなく後部ドアの後ろの席からバックミラーを通じて経験者の目線を見て、どのタイミングでどこを見ているかを勉強しました。

右左折のリアオーバーハングの確認、バス停に止めるときの位置確認、車線変更時の巻き込み確認など、やはり勉強になります。


これからも経験者とペアを組んでいきたいです。



あとは、営業所への入庫をまだ1日しか経験していないので、後退を慣れていきたいです。

教官には今日すでに話をしていて、明日から増えるといいな。


積極的に運転や経験を積もうと頑張っています!

(今なら分からないことは聞けるしミスしても許されますが、営業所に配属になるとなかなか聞けなくなるかもしれませんので…)

明日からもがんばりますよ!




あとは車椅子の乗車方法について実際に学びました。


バスと道路の段差については、

①スロープが外されて収納されているので、それを後ろ扉の入り口に取り付ける

②後ろ扉の下に、引き出しのようにスロープが格納されているので、引き出してセットする

③後ろ扉の入り口に反転式のスロープがついているので、それを起こしてセットする

の3通りらしいです。

スロープの角度や歩道との高さの差によって、「ニーリング」を使用することもあります。



ニーリング:エアサスペンションの空気を調節してバスを入口側に傾け、乗降しやすくする装置のこと



そして、バス右側の前タイヤの後ろ側4席に、車椅子2台が乗車、固定できるようになっていますので、まずはそこの席を倒します。


そして、車いすをそこまで運んだあと、前後と右からベルトを締めて車いすを固定、シートベルトも取り付けます。


スロープを格納して、発車準備完了となります。


慣れた方でも発車まで5分くらいかかるらしいので、素早く対応できるように勉強します…!


ちなみに、車いすのスロープを取り付けるとこんな感じでバス後部の「乗降中ライト」の上に車いすマークが点灯します。

これが点灯しているバスは発車まで時間がかかります…。

運転士は頑張って対応しているので、お急ぎのところ申し訳ないのですが温かい目で見守っていただけると嬉しいです。


(写真は神奈川中央交通さん)


詳細は下記がすごく分かりやすかったので、ぜひご覧ください!


車いすご利用のお客様へ(静鉄バスさん)


車いすでのご乗車方法(横浜市営バスさん)



ということで、引き続き実車研修を頑張ります。


では、また。