こんにちわ ゆうじです。

 

こないだ奥さんに連れられてグリーフケアの講演にいってきました。

一般の方向けのもので自由に入れるものです。

講演者は海外で心理学を学ばれた方で、親が地元の葬儀場の経営者だったらしいです。

継いではいないようですが、ご兄弟が継がれているみたい。

 

自分の場合、近しい人との死別体験をしたことはありませんが、身近にはいらっしゃいます。

講演に行ったから、こういうのを聞いたから、どうしようとかいうことはありません。

 

否定しないで受け入れて聞き続ける人が必要だという説明がありました。

同時に、同じ喪失体験をしている家族同士では難しいとも。

同じ体験をしたからと云って、同じ表現で悲しみを表現できるわけではないですし、お互いに辛いものですし。

 

ただ、役所とかの相談窓口とか云っても、こういう風には聞いてもらえないだろうし、相談話すことが出来る人がいる人ってなかなか難しいだろうなぁと。

身内の葬儀場に関連の集いの場を作られているようで、良いアイディアだと思いましたが、商売絡みにも見られるだろうなとも思ってしまいました。

 

「グリーフ」日本語では、悲嘆と訳される言葉ではありますが、その定義とは合っていないような気がします。

「死別体験をした時に湧き上がってくる様々な感情や思いを、外に出せずに閉じ込めている状態」のことを、グリーフと呼んでいます。

場合によっては、悲しみを表現できない方もいらっしゃるようです。泣くことすらできない。

泣ける、感情を表現する、これを繰り返しているうちに心の整理がついてくる。時間がたったから、解決するものではないともおっしゃってましたね。

 

「グリーフ」の状態とプロセスを蓋のあるコップの絵で表現していました。

「個々の先入観や、地域社会の風習等」が蓋として描かれ、喪失体験の際に様々な感情や思いをその人らしい表現をすることの重しとなったりする状態が、悲しみと向き合う作業をすることで、ふたを開けて少しずつ取り出していく、感情を表に出していくことになり、それを繰り返すことで気持ちの整理を付けていくのだと。

 

グリーフとは(もらった冊子の作成元のリンク)

 

厄介なのは、人によってこの器の大きさが違うのだということ。家族で難しいのはそういう所も原因なんだろうね。

 

そして、そのグリーフの状態にあるときに、いろんな影響もあるようです。

身体的な症状として、現れることもあるし、認知機能の低下や感情そして人間関係や社会生活にも。

忘れっぽくなったり、五感、味がしなくなったり、触感が鈍くなったりするそういう症状が出る場合もあるのだという、このことを知っておくことは、大切なことだと思う。

 

講演者は、カウンセラーも行ってるのですが、グリーフケアのカウンセリングで、「あなたはおかしいわけでも、おかしくなったわけでありません。」と何回話したかわからないと云っていました。

人によっては、泣けない自分を責めてしまう人もいるようです。

 

ブルースの云う信念体系クラッシュの症状でもあるのですが、これは同じものです。ただ、BMメソッドの説明としては大丈夫だけど、さすがに直後には説明できないよね。

 

身近な人の喪失とともに、自分の一部も失われているというのは慰めになるだろうか?

と、分析屋が活動を始めます。まったくもって、向いてないな。

 

とはいえ、この方が最後に、離婚や退職、結婚によってもグリーフの状態になることがあると云うのを云われて、信念体系クラッシュと同じだなと仲間を見つけた気分にもなっておりました。

 

ではでは、このへんで