これまでも慢性的にCRP値が正常値以上の傾向にありました。

ちなみに、血中CRP濃度(CRP値)は、細菌やウイルスの感染により急激に上昇し高い値を示すため、急性炎症のマーカーとして利用されており、肥満や生活習慣などの影響により生じる慢性微小炎症を捉えるマーカーとしても利用されているそうです。

今回は、2022年春頃からの血中CRP濃度(CRP値)の推移を各種症状とともに考察します。

 

【人工股関節付近の化膿】

・ 2022年春頃:人工股関節付近が少しづつ痛み出していた(CRP:3.54)

・ 2022年9月:肺がん手術後の定期検診でのCRP値は6.86

・ 2022年12月2日:人工股関節付近が腫れてきたので関西医大整形外科を受診(CRP:7.69)

・ 2022年12月6日:人間ドック(CRP:5.70)

★ 2022年12月15日:人工股関節再置換術(腸腰筋等に溜っていた化膿部分も除去)

・ 2022年12月19日:術後4日目(抗菌剤の点滴はしていたが、CRP:10.75)

・ 2022年12月22日~2023年1月17日:退院までのCRP値は0.52~2.92で推移

 

【原因不明で高値に】

・ 退院以降~2023年12月:CRP値は1.0未満(6回測定)

・ 2024年4月及び6月:CRP値が2.59及び2.64と上昇

 

【親知らず(智歯)の抜歯】

・ いきつけの歯科の紹介で、総合病院の歯科を受診(全身麻酔下での抜歯を予定)

・ 2024年8月5日:総合病院の歯科(CRP:5.43)

  → CRP値が高いと手術できないが、とりあえず9月末の手術を予約

・ 2024年8月9日:急遽、関西医大整形外科を受診(CRP:8.29)

  CRP値が高くなった原因として人工股関節付近の炎症等が考えられたので受診

  当日のCRP値も高かったが、化膿は認められず、経口抗菌剤を服用開始

・ 2024年8月30日:関西医大整形外科(CRP:0.40・・・経口抗菌剤の効果あり)

・ 2024年9月25日:総合病院の歯科で親知らずを抜歯

・ 2024年9月~10月:CRP値は0.3~1.25と低値で推移(経口抗菌剤は服用中)

・ 2024年12月13日:関西医大整形外科の定期検診(CRP:0.10)

  次回の検診(2025年2月まで経口抗菌剤を服用し、経過観察)

 

結論として、風邪をひいてもCRPが高くなるようなので、CRP高値には様々な要因が考えられる。

今回も原因不明であるが、抗菌剤(セファクロルカプセル)でCRPが正常値まで下がったので、

今後もそれほど気にせずに対応できることがわかってよかったです。