「あれ?」
ジュンスがつぶやく
少し目が慣れてきた
目の前をゆっくりゆっくり泳ぐ大きな魚
この部屋の中は大きな水槽のようで・・・
いや、むしろ海
ここは深い海の底のようです
泳いでいるのは深海魚
ああ
そうか
ユチョニ兄は魚になったんだ
潜って
潜って
日の光も届かないほどに
深く深く
冷たく暗い場所まで
そしてついには海の底
さびしくはないのだろうか
ぼんやりする僕の目の前に
さっきの魚が戻ってきた
ゆっくりとした動き
そうか
ここは
怖い魚がいないから
ゆっくりでも大丈夫なのか
あ
一瞥もせず通りすぎる
もしかして僕たちが見えていないのか?
目は退化してしまっているのだろうか?
目のない魚に
太陽の光は眩しすぎる?
太陽の下ではもう暮らせない?