そして僕らは仄暗い水の中
そこは思っていたより冷たくもなく
慣れれば目も利くから
不安は消えた
むしろ心地よい
波もなく穏やかな海底
泳ぎは得意ではないはずの僕が
滑らかに泳げていた
息も苦しくない
水圧も感じない
泳ぐというより漂いながら
ぼんやり周りを見回す
少し明るい方が海面か
大きな魚
誰?
ユチョニ兄?それともユノ兄
あとを追う
すると逃げるでもなく
いつしか僕らは輪になって泳ぎ始めた
クルクルと
ゆっくりと
のんびりと
ああ
こんなことありましたね
ボラボラの海
そうだ
あの時僕は・・・
いつまでもここにいたい、と思った・・・
ねえジュンス、帰りませんか
「なんで?」
うまく言えません
ただ兄をそっとしておいてあげたいなって思ったんです
「でも」
だからと言ってユチョニ兄を諦めるつもりはありません
歌、作曲、ピアノ、演技、MC、多芸多才
あの才能をこのまま捨てるなんてもったいなさ過ぎです
僕は兄のファンなんです
兄を惜しむ気持ちは誰にも負けません
僕は兄と同じグループになれてほんとうに幸せでした
五人で歌うのはほんとうに楽しかった
僕の青春です
兄がいなければ今の僕はいない
ユチョニ兄
僕はあなたが好きなんです
だから、決めました
僕はいつまでも待ってます
「いつまでも?」
ええ
いついつまでも
「ふーん」
あ!
ジェジュ兄
「じゃあ、オッレはなに?」
「お弁当も作ったよね?」
「ご飯もいつも大盛りにしてあげたよね」
ハイハイ
ソーデス
「服だって見立ててあげたし」
「ボタンつけもしたよね?」
ソーデシタ
「怖い映画見た後、一緒に寝てあげたよね?」
恥ズカシイデス
思イ出シタクナイデス
「いっぱい写真も撮ってあげたし」
モウヤメテ