好きでいてもいいし
嫌いになってもいい
待っていてもいいし
離れてもいい
手紙を書いてもいいし
書かなくてもいい
いろんな人がいていい
失敗してもいい
嘘ついてもいい
騙されてもいい
たぶらかされてもいい
やり直せる
どこか遠くに行ってもいい
人知れず生きるもいい
走る時と休む時
いろんな生き方があっていい
笑える日がくればいいな
そこに私はいなくても
そう思えるのに
自分が手紙を書くのは
いい、とは思えない
彼の負担になるのではないかと
そもそも
私がファンでいたせいで彼は無理を重ねたのではないかと
期待に応えようとした結果がこれなのではないかと
今なにかしようとすることが、また、彼を追い詰めるのではないかと
自意識過剰かもしれないが
自責の念が湧き上がる
なにかしたい気持ちと
これ以上負担をかけたくない気持ち
なにをしたらいい
考えても結論はでない
そもそも
失敗しない人はいない
と
彼を慰めるように
ファンハナさんにも声をかけられるか
「財閥には財閥の悩みやストレスがあるかも知れないよね」
なんて言えない
加熱する報道や怒りを煽る記事を書く記者さんに
「仕事だから仕方ないよね、書きたくて書いてるんじゃないかも知れない」
なんて言えない
自分自身の中にある偽善
汚い自分
そう
弱いのは彼ではなく
自分
残念だと思うのは彼ではなく
自分
嘘をついていたのは彼ではなく
自分
彼を思えば思うほど
気づかされる自分の汚さ
追いつめられたのは彼
追いつめたのは
私だ
愛だと思っていたものが
実は凶器になっていたのかもしれない

