念入りに安全点検し、怪我や事故のリスクを取り除こう | 小学校の先生~なるまで、なったあと~

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今日のテーマ

校内の安全点検で 隠れた危険を取り除こう

 

安全点検の目的と方法

安全点検とは、児童が事故や怪我の恐れがある場所や物が校内にないか、点検をすることです。

 

ほとんどの学校が、学期の始まる前に教員で一斉に行っているのではないでしょうか。

 

子どもは、時に、予想もしなかった行動をとることがあります。

 

そういった時に少しでも怪我をするリスクを低くし、できる限り子どもが安全に学校生活を送るために、安全点検は行います。

 

安全点検のよくある方法としては、

 

先生をいくつかのグループに分けて、場所を分担して行う

安全点検の担当者が各グループの報告を受け、まとめる

管理職(教頭・副校長)に報告

学校長も交えて、対策を相談する

●用務さん、主事さんなど、校内で対処・改善できるものはすぐに取り掛かる。

●大きく改善が必要な場合は、教育委員会に報告し、業者に頼む。

 

これは、年に必ず行う安全点検です。

 

この他にも、先生は随時、というか日常から安全への意識をもつ必要があります。

 

 

どんなところを確認すべきか

ポイントは3つ

★細かすぎるところも確認

 

★子どもの動きを想像して確認

 

★大丈夫だと思っている物・場所こそ再考して確認

 

 

子どもは、ちょっとしたことで怪我をします。

 

そこに必要な物であれば、子どもに指導して対策をとるしかないですが、不必要な物であれば、取り除くか、改善すべきです。

 

では、どんなところを確認すればよいのか。

 

いくつか具体的な例を挙げます。

※学校によって設備が違うので、あくまで参考程度に。

 

●廊下

⇒不必要な物が置いてないか(イス・テーブル・机)

 

●廊下や階段、教室の壁

⇒壁がはがれている部分がないか。

⇒落下の恐れのある物(掲示物など)がないか。

⇒画鋲(がびょう)が無駄に刺さったままになっていないか。

⇒画鋲の円状の部分が取れて、針だけが残っていないか。( ←これ非常に危険 )

 

●廊下

⇒余計な物(机やいす)が置いていないか。

⇒ガラスケースなど、割れやすいものがある場合、適切か確認。

 

●窓周辺

⇒手すりがきちんと固定されているか。

⇒大人がすこし力を入れたぐらいで、ぐらつくようなら危険。

 

●校庭

⇒突起物はないか。

⇒特に、運動会などで使うポイントに使った釘の残骸。

 

●遊具

⇒子どもが遊ぶ力に耐えられる状態か。

 

●屋上

⇒フェンスや壁に異状がないか。

⇒私は結構力を入れて、押したり蹴ったりして確認してました。

 

●下駄箱

⇒突起物の確認。

⇒木製の下駄箱の場合は、木がはがれたり、画鋲の刺しっぱなしがないか注意。

 

 

何かあった時の責任は?

 

子どもは、どんなに安全対策をしても怪我をすることはあります

 

完全に0にするには、非教育的な手法を取らざるを得ないが、そんなことはありえません。

 

子どもたちの怪我や事故が0であることを願って安全対策をするが、実際には0になるなどありえないというジレンマを抱えているのです。

 

そして、何か起こった時、つまり子どもたちに事故や怪我が起こった時に問われるのは、どう安全対策をしていたかです。

 

実は、今回の記事を書こうと思ったきっかけを紹介します。

 

ある学校で、水泳指導でかなりの数の子どもが怪我をしたというニュースが出ていました。プールの底が、腐食してはがれているような状態(10か所以上)だったことが原因のようです。

 

いつもなら、リンクを張るのですが、この件に関しては学校側が不憫な面があるので、活字のみにしています。

 

不憫な部分とは、学校側はその状態を把握して、市に報告して改修を求めていました。しかし、市は校舎の耐震工事に予算を優先し、6年間も放置状態だったそうです。

 

この件、だれに責任がありますか?

 

事情が分かっている方なら、市に一番大きな責任がある と考えるでしょう。

 

その通り、6年間も放置とか、考えられないです。

 

しかし、保護者はどうでしょう。

 

目先の学校(校長)、ひいては担任にも責任を求めてくるかもしれません。

 

老朽化が進んで危険があることを認識したうえで、学校長はプールの使用許可を出し、担任は指導を行ったのですから、当然ですよね。

 

つまり、何が言いたいかというと、

 

子どもの安全を守る という観点で考えた時に、妥協はしてはいけない

 

ということです。

 

怪我の危険性が高いプールで水泳指導をやるぐらいなら、

 

近隣の学校やプールのある施設を借りてできないか。

 

水泳指導をなくすことは特例として可能なのか。

 

一時的に補修する方法はないのか。

 

私なんかでは、大してアイデアは出ませんが、もっと経験のある先生なら何か良いアイデアがでるはずです。

 

少なくとも、子どもに怪我をさせないような何か。

 

管理職や教育委員会、市や区が判断を下しても、それが間違っていた場合には、先生(担任)である あなたにも責任が及ぶ可能性は高いです。

 

当然、子どもの安全を守ることが第一ですが、次に自分の身を守るという意味でも、安全対策(点検)では、妥協なく、きちんと点検・改善するようにしましょう。

 

 

まとめ

●安全対策は妥協なく、徹底的に!

●安全対策の怠りは、子どもも あなたも危険にさらします。

 

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