ポケカ投資ブームについて    
    
ポケモンカードは1996年に発売されて以来、1万種類を超えるカードが作られてきました。    
それらのカードはコレクション対象にもなり、希少性のあるカードは高値で取引されています。    
また2020年頃から投資目的でポケモンカードを売買する人が増加し、ポケモンカードは急激に高騰しています。    
例えば「がんばリーリエ」と呼ばれるサポートカードの美品は、2018年には3万円程度だったのが、2021年には50万円以上、2023年には100万円以上で取引されるまでに値上がりしました。    
    
この状況が良いことなのかどうかには賛否があると思います。    
動機が不純であっても、ポケモンカードが大人気になって沢山売れるようになれば、企業は優秀なイラストレーターやデザイナーを雇って素晴らしいカードをどんどん作成してくれるかもしれません。    
ポケカ古参勢は、押し入れにしまっていた役に立たないカードが高く売れて嬉しいかもしれません。    
高騰しているのは強いカードではなく、プレイに必要なカードはカードショップで安値で購入できるので、ポケモン投資はプレイヤーの邪魔にはならないという意見もあります。    
    
ですが子供の多くはカードショップを利用せず、パック購入しかしない傾向があります。転売目的でのパックの買い占めが続けば、子供がポケモンカードに手を出す機会が減り、新規プレイヤーの参入が妨げられて業界の衰退に繋がる恐れもあります    
もちろん、企業もポケモンカードの生産量を増やしており、ゲームの楽しさを啓蒙する活動も盛んに行っているので、私が懸念するような事態になる可能性は低いでしょう。    
    
ポケカ投資は、需要と供給のバランスを崩して一時的な混乱を招き、バブル崩壊時に沢山の人に大損をさせるでしょうが、長期的にポケモンカードへ与える影響はほとんどないと私は予想します。    
    
ポケカ投資に対して残念に思うこと    
    
そんなポケカ投資について、私が何よりも残念に思うのは、ポケモンカードが金融資産としてのみ扱われ、そのゲーム性の面白さや、デザインの美しさや奥深さが軽んじられてしまうことです    
    
私はポケモンカードのイラストやデザインがとても好きですが、現役のポケモンカードプレイヤーではなく、ポケモンカードのコレクターでさえもありません。    
所有欲があまりない私にとってカードを手元に置く意味はあまりなく、公式のカード検索サイトで見れる画像でポケモンカードを鑑賞できれば満足なのです。    
手元にはさほどレアリティの高くない30円や100円のカードが50枚前後あるだけです。    
    
ですが、私は希少性と芸術性は別のものだと考えます。50円や100円で購入できるカードにも味わい深いものが沢山あります。    
私の所有するカードは市場価格は低いかもしれませんが、その芸術性は極めて高いと考えており大事にしています。    
    
安くても素晴らしいカードを紹介したい    
    
ポケモンカードが人気になり、様々な媒体で目にする機会が増えたのは嬉しいですが、紹介されるのは希少性の高いカードであることが多く、安価なカード、特にコモンカードなどは無視されがちです。    
素晴らしい作品が安いというだけの理由で知名度が低いのは残念なことです。    
そこで私は、1000円以下で購入できるポケモンカードに限定して、そのイラストやデザインの魅力を語りたいと思いました。    
    
私がそんなことをしようと思ったのは、ある1つのTwitterの呟きを見たからでした。    
それは有名なイラストレーターの田中未樹氏が、自分の描いたワナイダーが「これじゃない」と否定されて落ち込んでいるというものでした。    
    

 

    
高額のポケカであるミモザ狙いの人達が、価格がさほどつかないワナイダーのカードが出てきたことに対して不満を言っているのが、イラストレーターさんの耳にまで届いたわけです。
素晴らしいデザインのカードが不当な侮辱を受けて、素晴らしいイラストレーターさんが傷ついていることを、私はとても不満に思いました。    
そして、どうしてこのような事態になってしまったのかを私は考えました。    
カードの相場を解説する動画や記事は沢山あるのに、カードのデザインを解説する記事や動画はほとんどないのが、原因の1つなのではないか? 私はそう思いました。    
    
高額カードばかりを称賛するのを聞いていれば、他のカードは大したことがないと勘違いする人が出てきてしまうのは当然の結果です。    
安いポケモンカードにも素晴らしいイラストがあることを語る人が圧倒的に不足しているのです。    
それならば、そういう記事を自分で書いてみよう。そう思い立ち、私は本ブログを立ち上げたわけです。  

  
私の貧弱な知識と拙い文章でこの分不相応な目的を達成できるかは分かりませんが、ポケモンカードの良い所を少しでも多くの人に知ってもらえれば幸いです。