こんちは。

湿度が!なんつってたらザパザパ降りやがって今度は作業に支障が…

しょうがないけど。



さて、作業は置いといて今日もコメントからひとつ。


ベアクローって良いの?という話。

先ず興味無い方の為に、ベアクローとは何?

主にトップ材に使われるスプルースに見られる杢目、爪で引っ掻いた様な杢目です。

一見、傷にも見える為に昔は材料屋さんなんかの専門用語で『ふ』と言い二級以下の扱いだったらしいです。


これは木の病気みたいなものらしく木に出来た瘤(コブ)の内部構造との事です。



ベアクローが沢山入っている物を塗装するとキラキラ光って面白いし、そんなに頻繁に出る物では無いため逆に最近では希少な材料という事になっています。



で、この材料なんですけど音は良いです。

コメントには硬質の…とありましたが材質自体は軟らかいんですよ。ベアクローって。


なんで音が良いかという考察ですが、これは私の見解です。科学的な根拠はありませんのでひとつよろしく。(笑)



ギターのトップ材に使われる材料は基本的に針葉樹。
特にスプルースは振動の伝達が速い木だそうです。


木目を良く見ると硬い冬目と軟らかい夏目が交互に真直ぐ並んでます。

振動もこの木目に沿って伝わります。

ギターの内部構造、ブレイシングが縦、横、斜めいろんな方向や長さで張り付けてあるのは強度の補強と共に振動を横方向へ流す意味合いがあると思います。

この形状や寸法を製作家それぞれが研究している訳ですよ。

気の遠くなる様な研究です。


話を戻しまして、今度はベアクロー材をよーく見てみます。

ベアクローは傷では無く瘤によって木目が湾曲しているところなんですね。


通常上下に真直ぐ通っているはずの木目がベアクローの部分が木目をまたぐ格好です。

それが板のあちこちに大きかったり小さかったり広がっている。

この木目をまたぐという形が天然のブレイシングの役目をしているのではないかと考えます。


ベアクローは二本と同じ模様はありません。
まさに天然!
天からの贈り物。

出来てみないと分からないワクワクする材料です。