おはようございます。
雨ばい。雨。
昨日から暖かいです。
ここんとこすごく乾燥していたから丁度いいな。
とはいえ湿度は上がらん…
頑張れ!雨。
えっと、この早い時間の更新はですね、ちょっと質問頂きましてその返信に代えて書いてます。
内容は材料に対してのこだわりがありますか?と、昨今の材料の状況です。
先ずこだわりですけど、無いと言えばウソになる。
製作家として出来る限り良い材料は使って作りたいです。ワシントン条約に引っ掛かってる物や有り得ない位杢が入った材料なんかをですね。
でもでも、そこをグッとこらえるのがこだわりでしょうか
なんで絶滅危惧種に指定されているのかと言う事を考えると我々製作する側、売る側が単に良いからと言って煽る事はどうかと思っています。
私は製作学校にも行きましたし工場で若い製作を目指す人達にも関わってきました。
その中で感じたことは伸びしろの有るこれからの人達の方が希少な材料を使いたがる傾向がある事です。
多分もっと良い物をと言う気持ちがそうさせるのではないかと思うのですけどね。
希少材を使う、その部分が一人歩きし始めると製作家だったりメーカーを選ぶ事って何なの?って。
最高の材料を使うと最高の物が出来るか?
否です。
逆にソモギさんの様な一流の製作家がB級の素材を使っても良いギターが出来る気がしませんか?
製作家としてはどんな材料を使おうとも感動させられるギターを作る事にこだわりの方向を向けるべきだと思っています。
ただね~年配の方とか『これが最後のギターにしたい』とか言われるとその人の為にレア材使ってあげたくなったりもします…
私がギター製作目指した頃はどんな材料もそこそこ手に入ったんですよ。
まさか20年でここまでなるとはね。
そう考えると、あと20年後は…
私は私の子供や孫にも良い材料を見せてあげたいし作らせてあげたいです。
せめて現状維持させる為に高級材料を使ったギターは死ぬまでに一本!位の気持ちで皆さんヨロシクお願いします(笑)未来の製作家の為に!
次に材料の昨今。
質問では最近のギターは木目とかあまり良く無い物が使われているのではないかという話。
確かにヨーロッパのスプルースは年々悪くなっていると思います。
ジャーマンといいつつルーマニアンだったりアルペンだったり。
正直ジャーマンと言われると信じるしかないのが現状です。
特に完成品の見分けはつきません。
中国製も最近は良い材料を使う様になりました。
当然です。
日本での生産本数が少なくなり、向こうの材料屋もお得意さんは中国。
大量に買い付ければ買い付ける程良い材料が混ざる確率も高くなる訳です。
先日行った材料屋さんでも話ましたが、家具の全盛期はスプルースを積んだ船が小倉に月に何隻も来ていたそうです。
現在は半年に一隻来るか来ないか。
数が少ないとね。無いですよ。
あとは木目について。
質問では最近の物は目の詰まったトップが少ないという話。
これはですね~雑誌やらなんやらの悪影響です。
目の詰まった材料が良いとは一概に言えないと思います。
沢山のトップ板を選別していて感じたのは、目の詰まった材ってコシの無いフニャフニャの物が多いです
目が詰まっているという事は丸太でいうと外側、皮に近い部分なんですね。
そこら辺は成熟しきれてないというか。軟らかいんです。
真ん中辺りが詰まっていて端になる程に荒くなるトップがありますがこれは原木が細い材料。
ギターに使う寸法というと約20cm位の物をブックマッチにして一枚にして使います。
この20cmの中に木の芯から端までが使われているという事です。
私的に良い物が多い見た目はひとつの目が1mm程度で端から端まで均一に揃っている事。
原木も大きく芯や皮の部分が含まれてないところです。
先に書いた雑誌等の悪影響というのは、この材料の選び方がクラシックギターの流れじゃないかと思う事です。
ガットはテンションも弱いですし音もメロウ。
トップをより振動させたいクラシックギターであれば軟らかい板の方が良いという考え方も有りです。
この辺りがごっちゃになったのではないかと推測してます。
スティール弦を使うギターであれば強度も必要ですし音で言えば抜ける高音も欲しい。
そうなると前途した様な材料が理想に近いのではないかと思います。
長々と書きましたがあくまでも材料の事でありまして最終的にはそのギターが道具として良いのか悪いのか。
製作家は良かろうが悪かろうがコントロールして良いギターを作る努力をしてますから(笑)。
今回やり始める廉価版も高級器に使うには見た目が…とか音には関係無い部分で見送った材料の有効利用です。
賛否ありますけど製作家魂込めて作ってますのでお許しを。
あ、宣伝で終わった(笑)
