所謂B級映画、馬鹿馬鹿しい程漫画チックでくだらない。これぞB級映画の極み。褒めている。
内容は根岸季衣のスーパームービー。認知症の婆さんに始まり、途中から超スーパーグランマに大変身。やりたい放題。根岸さんは、さぞや気持ちがいいだろう。
サユリは、引っ越してきた神木一家が住む家の昔の住人である。サユリは不遇な一生を終え、その恨みたるや莫大で、その家に怨霊として住みつき、その家に住む者を呪い続けた。
その家を買って移った神木一家も、次々に怨霊の餌食になってゆく。過食症で肥大した怨霊も凄いが、鉄のバールを振り回す怪力も凄い。怨霊に取り憑かれ誘起された幻想らしいが。ホラー映画はここまでである。
あとは、家族への復讐のため、覚醒して立ち上がったグランマ(根岸季衣)が、主人公(南出凌嘉)とともに悪霊退治に乗り出す。ヤンキーグランマ、アクション全開、痛快漫画という感じだ。
映画に思い入れがある人は怒り出すかもしれないが、エンタメとしてこういうのも、ありかな。