( ~ 新ブラックジャックによろしく ~ その6 )
移植実現に駆けずり回る 斉藤チャンを尻目に、
恋人の皆川さんは 千々に揺れ動きます。
そりゃそうでしょう。
結婚まで見据えて付き合う相手が
他の若いナースにウツツを抜かすばかりか、
「 腎臓あげちゃう
」 なんて言い始めるんだから。当初は 忘れるべく仕事に精を出したりもしますが、
結局は 斉藤チャンの帰省にセッセと付き従い、、、、
「 別れるから幸せになって.... 」
と2人に告げたかと思えば、
「 私の腎臓もらって.... 」
ついには2人の "看護付き添い" にまで名乗りを上げることになります。
*
あなたなら理解しますか
この辺りの斉藤チャンの鬼畜ぶりを。「 患者ため 」 既成概念と戦い続けてきた これまでの彼の姿は
もぅ ソコには存在しません。
ソコにあるのは 自らも抑えきれぬ程に膨らんだ ” エゴの塊 ”
けれど。
そんな現実を突きつけられてもなお 皆川さんは悟ることになります。
『 離れても心が縛られ続けるなら........
憎むより 愛した方がいいと思いませんか? 』
( つづく )

