( ~ 新ブラックジャックによろしく ~ その5 )
目の前に 悩める "親友" がいる。
親ですら叶わなかった 適合検査は見事合致した。
「救いたい」 と願うのは ごく自然な成り行きだった。
平井堅「LIFE is...」LIVE 投稿者 aniani1100
移植否定論者ムツミ先生が自ら 「生体腎移植」 を申し出るなど
本来あり得ないこと。
先生は "医者として" 彼女に係わるのを止めると宣言します。
『 私の腎臓
受け取ってくれないかな....? 』
そう。 斉藤はまさに過去の ムツミ先生 だったのです。
しかし。。。
先生の恋人でもある 主治医の手による二度目の手術が間近に迫ったある夜、
美和は病院の窓から身を投げ、 不意に全ての幕が閉ざされることになります。
「 私ね....
もう占いは信じないことにしたの.... 」
『 自分のことは
自分で決めるわ.... 』
最後の言葉を どう読み解けばいいでしょうか?
閉ざされた空間。 閉ざされた人間関係。
それぞれの思いと 今の自分という存在。
誰が悪いわけでもない。
それぞれの人が それぞれの立場で 自身と向き合うのは
ごくごく自然なこと。。。
けれど 美和の選んだ結末は結局 誰かを幸せにし、
あるいは 誰かを不幸から救った のでしょうか??
『 私たちは今でも探しているのさ....
失くしてしまったカードの残りをね.... 』
斉藤はただ突き進みます。
「自らのエゴ」 に導かれるがままに。。。
( つづく )

