「猫ちぐら」で、寝る前にまとめて泣いてたマサムネさんが、「紫の夜を越えて」では、なぐさめで崩れるほどのギリギリを乗り越えて一緒にいてほしいと、覚悟さえも感じる程になるまでになにがあったのか。
おそらくそれが「猫ちぐらの夕べ」であり再三、口にしていたバンドマンとしてのアイデンティティだったのでしょう。
スタジオミュージシャンでもなく、タレントでもなく、アーティストでもなくバンドマン。
きっとそれだけこだわりがあり、アイデンティティが確立される程愛している立ち位置なのでしょう。
そこから「ハートが帰らない」、「君だけを」につながるスピッツのバンドとしての立ち位置となるのかもしれません。
今回も緊急事態宣言が発出されました。今後もどうなるかはわからないけれど。
覚悟は揺らぐ。それでも、一度はスピッツとしての覚悟を決めた。
それがこの「紫の夜を越えて」なのかもしれません。
私たちはライブの観客となることで、強い、とても強い動機づけ、あるいはマサムネさんにとっての希望の光となっているのかもしれません。
きっと私たちがマサムネさんから受け取っている以上に私たちがマサムネさんに与えているものも大きいのかもしれません。
ひとつのライブ空間。
それは私たちにとってもマサムネさんにとっても、希望の光となるほどの奇跡の空間なのかもしれません。少なくとも私にとってはそうです。
だから「猫ちぐらの夕べ」をスピッツと共有できた私たちはきっと無敵です。例えそれが画面越しだとしても。
それを思ってまだ耐えられる。きっとがんばっていける。
いまはただそう思います。
いつか必ずツアーを引っさげてスピッツは戻ってくる。それがどういう形なのかはわからないけれど、きっと大丈夫。
今はそう、信じてます。
‥きっと大丈夫。
ね、マサムネさん。