さて、ミニ小説です(笑)
プロットが出来てネーミングにハタと困った。ヒロトとアミ。名前はすぐに出来たのですが漢字は最終的に両方とも知り合いからいただきました。
駄文ですがスピッツの「夕焼け」と一緒に読んでいただければちょっとは違うかな(^-^;
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高校の帰り道。寛人は自転車を押しながら。亜美はその隣を徒歩でてくてく歩いてる。
たわいない話が楽しい2人。友達のこと。学校の先生の話。
なんでもない話で学校から駅までの15分はすぐに過ぎてしまう。
「もっと一緒にいたいな」そう思いながら改札を通る亜美。
階段を上って駅の窓からいつもバイバイ。
でもその日窓から最初に目に入ったのは綺麗な夕焼け空。
「寛人~。見て~。綺麗な夕焼け~」
「お~。綺麗だな。ありがとう!気をつけて帰れよ~!」「うん。寛人もね!じゃあね。」「じゃあ、また明日!」
こんな綺麗な夕焼け、ちょっとない。今日は寛人に見せられて良かった!
電車を待つ間。もう一度眺める夕焼け空。
懐かしくて。せつなくて。
「明日は晴れだね。」また一緒に歩いて帰ろう。そう思うと夕焼けがもっと愛しくなる亜美なのでした。
穏やかな5月の水曜日。天気は晴れ。こんな日が続きますように。温かい気持ちになって電車に乗りこむ亜美。
電車の窓から見える夕焼けも綺麗で…。
電車に揺られながら寛人の帰る道を眺めてひと呼吸。「明日も夕焼け、見られるといいな」
スピッツ「夕焼け」
http://www.youtube.com/watch?v=7ISf1LDkGvU&sns=em