渚にて (On the Beach) 1959年
 
 
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DVDのカバーはこのようにカラーですが、映画はモノクロ。
 
時は1964年、所はメルボルン(オーストラリア)の海軍基地。
第三次世界大戦が勃発、アメリカとソ連が核ミサイルで相互に攻撃、
地球上に拡散した放射能のため北半球は全滅。
オーストラリアでも放射能は通常の9倍にもなり、
あと数か月で誰も生き残れない。
 
ネビル・シュートが1957年に書いた近未来小説『渚にて』を
スタンリー・クレイマー監督が映画化したもの。
太平洋上から潜水し放射能の汚染を受けずにメルボルンに
入港したアメリカの原子力潜水艦の艦長(グレゴリー・ペック)を
中心に物語は進みます。
人類滅亡が迫った世紀末の状況下の男女の愛と
人々の心の動きを静かに描いています。
 
あらすじはこちらから。
 
 小説「渚にて」の冒頭に出てくる詩を紹介します。
(映画にはでてきません)
この詩はイギリス詩人TS・エリオットが
1922年に発表した長編詩『荒地』から引用されています。
 
このいやはての集いの場所に
われら ともどもに手さぐりつ
言葉もなくて
この潮満つる渚につどう・・・・・
かくて世の終わり来たりぬ
かくて世の終わり来たりぬ
かくて世の終わり来たりぬ
地軸くずれるとどろきもなく 
ただひそやかに
 
In this last of meeting places
We grope together
And avoid speech
Gathered on this beach of the tumid river.
This is the way the way the world ends
This is the way the way the world ends
This is the way the way the world ends
Not with a bang but a whimper.