ドク・ホリデイ
OK牧場の決闘を描いた作品は、製作された順番に、①「荒野の決闘」(1946)、②「OK牧場の決闘」(1956)、③「墓石と決闘」(1967)、④「トゥームストーン」(1993)、⑤「ワイアット・アープ」(1994)などがあります。他にもあるでしょうが私が観たのはこれら5作品です。
① と②は決闘を中心に、③と④は決闘とその後を、そして⑤はワイアット・アープの青年時代から決闘とその後を描いています。
今日はドク・ホリデイ役の俳優にスポットを当ててみたい。もちろん演技の優劣を云々するつもりはありません。ドクのイメージに合っているか、独断でお話しします。

トップバッターは「荒野の決闘」のヴィクター・マチュア。大柄の体に精悍な顔からは結核に苦しむ様子はうかがえませんでしたね。インテリで、繊細、時に自暴自棄になるドクの内面は感じられました。
次は、「OK牧場の決闘」のカークダグラス、私の好きな俳優で黒ずくめのガンマンが似合うタイプ。ぎらぎらした情熱を持っており、この役は似合っていない。

「墓石と決闘」は「OK牧場の決闘」のジョン・スタージェス監督が、その後のワイアットを描いた続編。前作と違ってワイアットの非情な側面を描いています。そのせいか、ドクは良心的、俳優のジェイソン・ロバーズも物分かりの良い紳士に描いているようです。どう見ても「早撃ちギャンブラー」に見えません。(左の写真、真ん中がジェイソン・ロバーズ)
「ワイアット・アープ」のデニス・クエイド、役作りのため相当のダイエットをして頬のこけたドクを演じています。ごめんなさい、デニスのほかの作品は好きですが、私の目からはドクのイメージではない。
「トゥ―ムストーン」のヴァル・キルマー、肺病に侵された病人のガンマンを好演しています。少し気持ち悪いぐらいに感じます。脇役が多いですが名優です。その後「セイント」(1997)では主役を演じ、七変化の変装が印象的でした。

エンディングでコロラド州の療養所にワイアットがドクを見舞う。ワイアットのポーカーの誘いを断り、「友達だから言う。ここを去れ、そしてあの女優と新しい人生をはじめろ」別れの言葉を告げたドクの目に涙。(うまくキャプチャーで来たかな?)そして最後の時を・・・。37歳。思わず合掌しました。
