異才の名優フィリップ・シーモア・ホフマン氏、亡くなる。
昨日朝、ネットの記事で知りました。 脇役として多くの映画に出演していますが、初めて見たのは「セントオブウーマン/夢の香り」(1992)。アル・パチーノが軍務で視力を失った退役将校で主演していますが、内容はいわゆる「学園もの」です。ホフマンは当時25,6歳でしょうか。親が金持ちの、成績は良くないプレップスクールの生徒を脇役で見事に演じています。
次にお目にかかったのは、「レッドドラゴン」(2002)で新聞記者の役、これも脇役。「ミッションインポッシブル3」(2006)、お馴染みトム・クルーズ主演のスパイ映画ですが、ホフマンがトム・クルーズの敵役で出ています。やさしい顔なのにやることは怖い、そんな役柄を好演していた。
そして2006年に「カポーティ―」(2005)でアカデミー主演男優賞を受賞します。一昨年になってDVDで見ました。作家カポーティ―のしぐさや話し方まで徹底的に研究したそうですから彼の才能ぶりが発揮されていました。その年のゴールデングローブ賞、英国アカデミー賞の主演男優賞も受賞しました。
残念ながら4作品しか観ていませんが、機会があれば他の作品も観たいと思っています。業界の関係者とは付き合いをしない「孤高の人」という印象を持っていますが、薬物に手を染めるに至った心の深層は、彼にしかわからないのでしょう。ご冥福をお祈りします。(写真はウィキペディアより)

以下ロイター電から
オスカー俳優フィリップ・シーモア・ホフマン死去、薬物過剰摂取か
2月2日、米俳優フィリップ・シーモア・ホフマンさんが、ニューヨーク市のアパートで死亡しているのが見つかった。[ニューヨーク 2日 ロイター] -
映画「カポーティ」でアカデミー主演男優賞を受賞した米俳優フィリップ・シーモア・ホフマンさん(46)が2日、ニューヨーク市のアパートで死亡しているのが見つかった。警察によると、薬物の過剰摂取が原因とみられている。
ニューヨーク市警によると、ホフマンさんは自宅のバスルームで意識がない状態で発見され、救急隊員が現地で死亡を確認した。
ニューヨーク・タイムズ紙が捜査関係者の話として報じたところでは、ホフマンさんは腕に注射器が刺さった状態で、覚せい剤とみられる薬物が入った封筒も見つかった。また、警察筋はロイターに、死因は薬物の過剰摂取とみられると明かした。
ニューヨーク州ロチェスター近郊に生まれたホフマンさんは、作家トルーマン・カポーティを描いた2005年の「カポーティ」でアカデミー賞の主演男優賞を獲得。また、2013年の「ザ・マスター」など3作品で同助演男優賞の候補にもなった。