ピーター・オトゥール氏 早すぎる引退
ピーター・オトゥール氏が引退してもうすぐ一年。(2012年7月12日の新聞記事はこの欄の一番下に引用してあります。
Movie Walkerのウェブサイトによると出演作品は31作品だそうです。
「アラビアのロレンス」の他に、私が見た作品は、「ロード・ジム」(1965)、
「おしゃれ泥棒」(1966)、「ラストエンペラー」(1988)、「トロイ」(2004)です。「ロードジム」には若き日の伊丹一三(その後十三と改名)が出ています。ハンサムで英語も堪能な彼は「北京の55日」(1963)にもチャールトン・へストン等とともに出演しています。
最近、「アラビアのロレンス」をDVDで見ました。
劇場で何年も前に2回見て、DVDも2回目です。圧巻はアカバ攻略! 戦闘シーンは少なく、ロレンスの乗ったらくだは一気に海岸に到達、源義経の「ひよどりごえのさかおとし」に共通することがありますね。「ナバロンの要塞」でも裏側から(こちらは7人で)攻撃(爆破)しました。
デイビッド・リーン監督は砂漠の美しさを描いています。劇場で買ったパンフレット(保存しておけばよかった)には、砂漠のワンカットを撮るのに、何日もかけたそうです。撮影開始に、ロケット弾による合図も使ったったと書いてあったような記憶があります。
もう一つ、ロレンスが皆殺しを命ずるシーン、No Prisoners! と叫んだときの狂気の目、演技を超えた演技!
時間があったらもう一度みてみます。ロレンス本人の著書「知恵の七柱」を学生時代に読んだが、もう一度読んでから鑑賞したい。

(2012年7月12日 朝日新聞デジタル版)より
映画「アラビアのロレンス」(1962年)などに主演した俳優ピーター・オトゥール氏(79)が10日、引退を表明した。米芸能誌ピープル(電子版)で「もう降参の時がきた。この仕事に心から感謝しつつ、涙を見せずにさよならだ」と語り、今後は回顧録
に取り組むとしている。
オトゥール氏はアイルランド出身。アカデミー作品賞に輝いた「アラビアのロレンス」の主役に登用されて一躍世界的スターになった。
ほかにも、オードリー・ヘプバーンと共演した「おしゃれ泥棒」(66年)や、「チップス先生さようなら」(69年)、「ラ・マンチャの男」(72年)、「ラストエンペラー」(87年)などに出演した。
「アラビアのロレンス」から「ヴィーナス」(2006年)までアカデミー主演男優賞に計8回ノミネートされた。ただ、受賞は一度もなかった。(ロサンゼルス=藤えりか)