ちょっと前になりますが、緒月遠麻(キタロウ)さんと大湖せしる(せしこ)さんの舞台、
30DELUX新版 国性爺合戦を観劇してきました。
以下若干のネタバレ含みます。
元ネタは約300年前の近松門左衛門の「国性爺合戦」です。
明の復興を目指した鄭成功のお話しで、何となく学生時代に勉強した覚えがあります。
もちろんすっかり忘れているので、思い出そうとウィキペディアを見ながら会場に向かったのですが、慣れない中国人名の連続で、目が滑ってほとんど頭の中に入ってきませんでした。
ただ開演の5分くらい前から、前説?といった感じで若手の役者さん2人が面白おかしく、
時代背景を説明してくれたので、話にはあっさりついていけました。
300年前の英雄譚なので、現代の感覚では正直「??」という場面が結構あります。
ただ、その「??」の気持ちがラストにうまく活きてきます。
素直に上手い脚本だなぁと思いました。
笑う場面も特に前半多く、殺陣も舞台が狭く見えるほど迫力があるので、見ごたえがありました。
退団後のキタロウの舞台は、振り返れば皆勤賞ですが、
コスプレ物だし一番宝塚と親和性が高かった気がします。
なぜかキタロウとせしこさんのデュエットソング?もあるし、元雪組ファンならよりうれしいかも。
主演は元光GENJIの佐藤アツヒロさん。
かっこいい!御年43歳らしいですが、20代の役にまったく違和感ありません。
キタロウの役風に言うと「ヤングよ!ヤング!!」です。
宝塚出身者も若く見えますが、それ以上。Jニーズ恐るべし…
しかし、この役(というか脚本)よくぞ彼に演じさせたと思います。
今まで数多くの人気アイドルが出てきましたが、私の知っているうちで瞬間最大風力は
光GENJIが最大だったと思います。私も小学生の頃、ローラースケートを買ってもらい光GENJIごっごをやりました。それくらいのスーパーアイドルと、和藤内(佐藤アツヒロの役)をうまく被せてきます。
光GENJIフィーバーを知ってる30代以降が観ると、恐らく感慨深いものがあるのでは…
さて今回のキタロウの役ですが、和藤内の母です。
前回の舞台も母(というか子持ち)役ですが、今回はちゃんと子供も夫も出てきます。
一歩後ろから夫についていく感満載ながらびしっと美しく、でもちょっとお茶目で
本当に良妻賢母と言った感じ。着物はばっちり着こなしカッコよくもあります。
すき間で上手く笑わせてくるし、セリフも小声っぽい言い方のときでも聞き取りやかったです。
やっぱり良いわ~またキタロウ母役見たいです。
そして退団後初めて見たせしるさん。
和藤内の腹違いの姉、つまりキタロウの継子です。
でもキタロウとの絡みも沢山あり、ヅカファンとしうてはうれしいところ。
将軍の妻役ですが、キレイ、すさまじくキレイ。きらびやかな着物や冠に負けていません。
倒れたときの首筋までキレイ。
恐らく元ジェンヌ目的でない人も、あの人キレイ~とあちこちで声が聞こえたほどキレイ。
もうそれしか言いようがないほどキレイでした。プロマイド買えばよかったな…
完全にオペラ泥棒でした。
キタロウの舞台はこれで5作目(除くフラメンコ)でした。
キタロウの舞台の傾向はお笑いがありつつ、ちょっと考えさせる感じ。
本当にハズレなしというか、自分の好みに合います。
しかも共演者が、石原軍団だったり光GENJIだったり、
フリーザ様だったり…とちょっとお得気分。
また面白い舞台、期待しています。