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これからしばらくは勝てない~

そう広島ナインに思わせるほどに「格の違い」を見せつけた今夜のジャイアンツだった。

安打数では広島が上回った。また「スミ2」とはいえ初回、ジャイアンツの「エース」内海に食らいつく若い!広島打線は立派なものだった。

だが、ただそれだけだった。

5回途中で降板した内海は広島打線に攻略されたというよりも、自ら崩れた、といえる。
全般に球が高かった。それを叩きつけるようなヘンな投球もしない、一流ならではの安定した?崩れ方だった。
ちょっとしたズレだろう。いま、同じことをノーヒッター杉内が悩んでいる。
「落ちる」時期が、長いシーズンにはあるんだということ、それを乗り越えてこそ一流だということを近日中に見せてくれるだろう。
それこそがプロ野球である。

今夜の広島の「名もなき」投手陣が、最後まともにストライクを取れなくなり、エドガーや古城にさえ仕留められたのは、もはや力量云々ではなくチームとして目指す高みの違い、志の違い、それを一言で表すなら「番付の違い」なのだ。

「横綱」は横綱でなければならないという自覚と責任をもつチームと、うっちゃってでも勝とうとする平幕力士の差、ともいえる。

広島カープは、そもそもジャイアンツとまともに勝負しようなどとは10年、いや20年は早いのである。

ただひとつ。高橋由伸の同級生。左腕の菊地原。おそらくは日陰を歩んできた37歳のリリーフ投手がスター街道にいた高橋にデッドボールを与えてしまい、続くエドガーには制球が乱れた末に勝ち越しのヒットを打たれたシーン。
その打球は彼のやや左上のライナーで、センターに抜けていった、その球に伸ばした、届かなかった、素手である左手を。

その思いを僕は「広島スピリット」と評価したい。



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