青島俊作 に刑事のイロハを叩き込んだ古参の老刑事。1994年4月に八王子署から湾岸署刑事課強行犯係に異動して来た。湾岸署の主要メンバーの中では設定上最も早くから湾岸署にいることになる。TVシリーズ第1話では定年まで残り3ヶ月の刑事として登場。青島はその姿が「いかにもデカ 」という感じで、映画『セブン 』に登場するモーガン・フリーマン みたいだと評している。八王子署勤務時代、コンビを組んでいた若手警官が犯人逮捕時に殺されたことを長年後悔していた(本人はこれを「たんこぶ」と表現している。さらに、その事件で青島が室井 率いる警視庁 捜査一課 の捜査員を動かすように頼むが警察庁が不可とさせた)。TVシリーズ終了時にその「たんこぶ」を解決することが出来、青島らに後を託して定年退職した。その後、警察学校の嘱託勤務を経て悠悠自適の生活だったが、『歳末特別警戒スペシャル』で多忙を極める刑事課の助っ人として退職者再雇用制度により指導員として呼び戻される。『THE MOVIE2 』ですみれが銃撃を受け負傷。また友人の吉田副総監が勇退することが重なり、完全に警察を引退し隠居生活に入る。

元警視庁副総監・吉田敏明との間にはキャリア・ノンキャリアの地位を超えた友情があり、青島と室井の関係と同じように、和久が八王子署勤務時代に吉田が管理官としてやってきたことで出会い、当初は対立しながらも分かり合う仲になったため、青島と室井にかつての自分たちの姿を重ねている。

趣味は盆栽とたまごっち の育成。口癖は「疲れるほど働くな、次がある[1] 、「ご苦労様な毎日だよ」。他にも「この仕事は憎み合いじゃない、助け合いなんだ」、「正しいことをしたかったら偉くなれ」など、含蓄のある言葉を発する。かっこいい台詞を言った後に照れ隠しで「なんてな・なんってかっ[2] と付け加えることも。腰痛持ちで、いつも「腰が痛い、腰が痛い」と言っている。

上司の室井や島津捜査一課長(THE MOVIEまで)にもため口で話しているシーンが多い[3] 。また『THE MOVIE2』での真矢みき 演ずる沖田仁美 管理官に対する彼自身の怒りのシーン「もう、てめぇの命令なんか聞けるか!俺たち下っ端はなぁ、あんたが大理石の階段を上っている間、地べた這いずり回ってんだ。文句も言わず命令どおりになぁ!これ以上若いもんを傷つけないでくれ・・・」これも名シーンかつ名台詞でもある。また同映画のラストにおいて青島に自らがしていた指導員腕章を託して引退をほのめかしていた。

和久を演じたいかりやは2004年 3月20日 に他界しているが、没後の2005年 に公開された『容疑者 室井慎次 』の劇中では和久について語られる部分があり、この作中で和久は健在であることが示唆された。また同年公開の『交渉人 真下正義 』の劇中では、開設した交渉課準備室に和久から贈られた盆栽が届けられている。

2010年 7月3日 公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ! 』では、すでに病死した設定。死亡に関する設定の詳細については発表されていない(ただし、前述のように少なくとも『容疑者 室井慎次』の劇中である2005年 2月 までは存命であったと思われる)。しかし同作には甥が湾岸署に配属され青島の部下となる(後述)。また、青島自身が託された指導員腕章を見て伸次郎の持つノートに書かれた「死ぬ気になれ。死ぬ気になったときだけ生きられる。」の言葉と共に和久を偲び事件への気力を取り戻す、青島の行動にオーバーラップするように過去作からサンプリングされた和久のセリフがSEとして流されたり、青島自身前述の各言葉や「被疑者を逮捕するのが俺たちの仕事だ[4] と和久の教えを呟くなど、死亡後も青島をはじめとする湾岸署の面々の心中にその大きな足跡を示して存在をアピールしている。