『ビール星人2号・特別長編』として先週訪れた沖縄レポートを2回に渡りお送りする最終回ですニコニコ

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2011年2月27日(日)
10:10~15:50

あのとき僕が見たもの、感じたことを僕は一生涯、忘れないだろう。

その記憶はいつまでも光り輝き、また同時にほろ苦く切ないものでもある。

帰り着く場所を見失った「旅人」にはあの場所こそが探し求めていた「黄金郷」だったかもしれないから。


ちなみに「黄金の、」とは英語では「ゴールデン」という

そういうことなのであるべーっだ!

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あの日の前日は今年初めて那覇キャンプを行ったプロ野球セ・リーグの「ジャイアンツ」が那覇で初となるオープン戦(対ベイスターズ)を行った日で、続くこの日もオープン戦(対スワローズ)が組まれており、それをもってジャイアンツは帰京。1週間程度と短いながらの那覇キャンプが終了することとなっていた。

その三日前から那覇に入っていた僕は金曜日終了時点で(4つ前の稿の通りガーン)もう十分に野球と沖縄の空気を堪能し尽くした感があり、翌日のオープン戦すら「ま、覗ければいいかな。試合は東京でいつでも見られるしなぁ」程度で、ともかくタイヘンな満足感に浸っていた。

このところの溜まった疲れもあった。
こうして好きなことをしている限りは感じないけれど、ふと立ち止まるとズシリと来る。

そんな空気感の中で、那覇滞在中にはいつもお世話になる那覇高校前のイタリアンレストラン・カフェ「SALTY PLUM CAFE」さんから「この店のブログを運営しているTI-DAブログさんの『とある企画』に応募したら当選しました」「応援隊の一員・・・て何でしょう?」「よかったら同行「取材」してみませんか」とのお話をいただいたのだった。

「はい、よろこんで!」とふたつ返事。
こういう決断は我ながら早いのだべーっだ!

そんなこんなで今回の那覇滞在の最終日に思いがけず「またひとつ別の沖縄」を感じることができたのでした。

「プロ」スポーツとしてまだ知名度は低いし開催される規模も小さいけれど、将来ものすごく大きな可能性を秘めたイベントが野球のほかにもう一つ、沖縄にはあるのだ。

ご存知ですか?

バスケットボールBJリーグ
ウエスタンカンファレンス

このリーグを戦う
『琉球ゴールデンキングス』通称「キングス」です。

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BJリーグ・ウェスタンカンファレンス「琉球ゴールデンキングスvs東京アパッチ」

その観戦記をレポートしますニコニコ

この試合の詳細
http://www.okinawa-basketball.jp/2011/02/post_681.html


キングスとはどんなチームだろう?
まず調べてみると所属選手はたったの10名。
クラブの規模はプロ野球とはまったく比較にならない。
JリーグどころかJFLのサッカークラブと比べたって断然に小さいのにちょっと驚く。

キングスの場合は10人のうち日本人が5名で、1人(小菅選手)を除けば4人全員が沖縄県出身者で固められている。

その上このチーム、実は2シーズン前にライバルである「大阪」に競り勝った「チャンピオンチーム」なのであった。

続く昨シーズンはその大阪に苦杯をなめさせられたものの、10月から4月まで行われる今シーズンもキングスは好調で、この日の時点で大阪に1勝差で続く互角の争いを展開しており、ウェスタンでは「大阪と琉球の2強」といった様相なのである。

強い!

つまりキングスの見せてくれるバスケットボールは限りなく国内最高水準ということなのだ。
マチガイナイ♪

今回訪れたのは那覇市民体育館。地方都市によくある規模の公営体育館。

まずこの会場に連れて行ってくれるシャトルバスが、たまりません。
どこにも案内表示がない?
ただ、しずかな駅前(笑)キングスをみにいきそうなヒト、どころか、ダレモいない(爆)
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「10:10~運行開始」とされていたはずですが~ちょっと遅れてきました。
運転手と係の人。事務連絡してます。
「帰りの乗り場は降りたところの反対側だって説明してよ」
「はいはい」
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何の悪びれた様子もありません。(笑)
ま、お客は私たち二人だけだし(爆)

そもそも「ゆいレール・壺川駅」とされていたバス乗り場すら、どこだかさっぱり分からなかったさ(笑)

明記されていた壺川駅の駅員さんに案内チラシを頂けたまでは良し~ですが、バスが停車する場所は?の質問に??だったみたいで・・・
どんだけユルユルなんでしょう(笑)
でもそれで回っているこの社会をぼくは素晴らしいと思うなぁニコニコ

さて、バスに揺られて15分ほど。ここが今回の会場となっていた。

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どうだろう・・・特に大きくも小さくもない。2000人程度は入るのかな。
(後日キングスHPはこの試合の観客数2,313人との発表でした)

この空間こそ独特の一体感を作り上げる装置として効いているんだと、ほどなく実感することになる。

足を踏み入れると、さっそく選手がコートで練習している。

ともかく・・・笑うしかなかった・・・(笑)

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本当に笑っちゃうほどデカイ!
センターにいる選手たちはみんな2メートルだし。

でも「でかい」と映像で表現できない。なぜなら・・・

みんながみんな大きいからデス(爆)
スーツ着てサポートしてる人すらデカイから。。。


ようやく見慣れてきた僕は、巨人うごめくゴール下ではなくサイドラインあたりに視線を移す。

173センチのガード与那嶺翼選手をみつけ、やっと「正しい」スケールを得ることができた。

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彼の隣の選手は202センチだ。
どうです?これで少しはお伝えできたかもしれません。

ひとしきり彼らの練習を眺めた。

彼らの超人的な身体能力と正確なシュート力に圧倒されている自分に気がつく。

あ、空を飛んでる・・・
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あ、一歩であそこまで行けるのか・・・
え、なんで入るのそのシュート・・・

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「ポカーン」と眺めた。

僕はこのときなにも考えてなかった。
ただ、「・・・すごい・・・」と思ってた。

2シーズン前にキングスが勝ち取ったチャンピオンフラッグが誇らしげに掲げられている。

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そうこうしているうちに、試合開始時間が近づき、選手入場となった。

閉ざされた体育館内。耳が痛くなるぐらいの大音響が鳴り響く。
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場内の照明が一瞬で落とされ、強烈なスポットライトのなかをキングスのスターティングメンバーが一人づつ紹介され、コートに踊り出て行く。

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うーむ。
どうお伝えしましょうか・・・うん。分かりやすくお伝えしましょう。

これ、要するに、まるでアメリカの「NBA」です。
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てか「NBA」と同じエンターテインメントです。
ぜんぜん負けてません。

むしろ、日本人(那覇の観客にとっては地元の)選手たちがコート上で躍動してあるだけに、観客の気持ちの入れ方がハンパないです。

小菅選手がスリーポイントを放つ。
なんてことない服装の隣のお父さん、身を乗り出して「こいっっっ」!
スパッとゴールが決まると「キターーーーー!」

こんな感じです。

攻撃のときに場内に流されるBGMは、沖縄ならではの「三線と島唄風」なのもタマらないムードを演出してくれます。「ここ、沖縄なんだ」と思える。

ふと目を観客席に移すと、こんなキバツな応援団(?ひとり?)がいる。
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タイムアウトの間のチアリーディング

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異常に?大きいブザー音(苦笑)

光と影の演出。体育館の天井をクルクル回る「M」の文字。
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スピードとパワー、パス回しの美しさ、時間を刻むドキドキ感。

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なにしろ1クォータ10分×4クォータなのに、バスケットボールはプレイが止まるごとに正確に時計が止まる。

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コート外にボールが出れば時計は止まる、ファールでも止まる、もちろんタイムアウトで止まる。

そうすると試合開始からほぼ2時間が必要となるのだ。

それでもあっという間だった。

ブザービート(ブザーと同時に放たれたシュートが入ること)はこの日は見られなかったけれど、時計を止めながら進められると「時間の貴重さ」がこれほどだったか、と感じられる。

その緻密さは野球やサッカーにはないバスケットボールならでは。

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目をキラキラさせて試合を見ていた子供たちがたくさんいたことも印象的だった。

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勝利したキングス!
この熱狂は現地でぜひ、体感してほしいさぁ♪

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沖縄県は国内ナンバーワンの出生率を誇り、さらに「社会増」つまり転出者より転入者が多いこともあって、当面は人口が増え続けていくのだそうだ。

反面、失業率の高さや全国的にも低い賃金水準などの問題はある。

暖かいこの島は、そのような課題を乗り越えて、なお人としての楽しさや幸せを追求できる可能性に満ち溢れている。

彼らがキングスを「おれたちのクラブ」だと思って一緒になって、これからもっと応援し始めたら、その小ささゆえにダイレクトにキングス強化に直結するだろうし、ただでさえバスケットボール熱の高いこの島で、またすでにタイトルを獲得した経験があるこのクラブである。

いったいどれだけの可能性があるのだろう。

「TI-DAスクエア」で今回の企画をお世話してくださったスタッフの最後の一言が印象的で「初めてキングスをみた方ばかりです。が、コレで最後とはならないですよね。ブログで紹介してください。一人でも知ってくださる方を増やしましょう」

このキングスをコアにして、沖縄が盛り上がること。

これは実は「おれたち」が19年目を迎えたサッカーJリーグの理念そのものだ。

それは「地域密着」。
地域のみんなで盛り上がり、地域発展に貢献していこうという考えだ。

スポンサーはスポンサーとしての役割を果たすこと。
クラブがあり、スタッフが頑張ってくれているからこそのスポンサーなのである。・・・なんてことはクラブスタッフからは言えなだろうなぁ(苦笑)
・・・でも、どんなにオカネがあっても、いいスタッフがいて、いい選手がいないと、ね。

なにより「サポーター」がいないとプロスポーツは組み立てられないから。

原点は「サポーター」それもこの町に暮らす人たち、なのである。

サポーターはつねにキモチとオカネで貢献していく。
だからこそ、仲間やトモダチを招待する(笑)

その代わり、そこで得られる喜びは全てサポーターが享受できるだろう。

こんな「宝」がこの島にはあるのだ。

沖縄のみなさん!どうですか?

あなたの町には「琉球ゴールデンキングス」があるのです!

ぜひ地域一丸となって育ててください。

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「旅人」として毎月のようにこの島を訪れる僕は、誇りをもってこの島に暮らし続ける沖縄のみなさんであってほしいし、難しい過去を乗り越えていつまでも幸せでいてくれることを願ってやみません。

僕はすでに「琉球ゴールデンキングス」のサポーターとしての自覚を持っています。

一旦会場を出るときにこれを押されたとき、コレ、その証なんだと思いました(笑)
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