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ベイスターズにとってそこそこに収穫のある試合となった。尾花監督が試合前に「勝ちにいく。」と宣した通り、選手たちが躍動感をみせて、実際に勝ち切ったことが大きい。
 
収穫の一つは沖縄出身ピッチャー阿斗里。
最後2回を無難に抑えた。長身から投げ下ろすストレートは最速145キロ。彼を筆頭にベイスターズ投手陣は、計算できる頭数は少ないけれど、計算できる投手はみなしっかり仕上げてきていることが確認できた。特に大家には間違いなくジャイアンツほか各球団の打線はテコづるだろう。絶対的な投手の一人になる予感十分の2イニングだった。ひょっとして今シーズンから導入される、よりメジャーに近い「統一球」が彼にジャストフィットした結果かもしれない。
 
打線ではスレッジ、村田、吉村のクリーンアップはもとより、一輝など打つべき人が打つべき場面で結果を出したことが立派な収穫といえる。
このクリーンアップは破壊力があること知らしめた。負けグセのついたチームにこのことは大きな意味をもつ。
総じてベイスターズを昨シーズン最下位と侮ってはならないことをしっかり示せたといえる。
 
 
しかしながらやはり課題が浮き彫りになったことも事実。投手陣は本日みた限りなので論評をさけるが、打線は一番二番の渡辺、森本に当たりが無く、また下位打線の小粒感はシーズンインしたところでも否めなさそうだ。やはり内川(現ホークス)の抜けた穴は結果的に大きいのかもしれない。
これを乗り越えるためには、森本と、あのユウちゃんこと斎藤佑樹が練習試合に挨拶に来てチーム内で冷やかされた(笑)早大出身・松本あたりがピリッとしなければ今日のような理想的展開をシーズンで数多く積み重ねていくことは難しいだろう。
 
対するジャイアンツ。
なんといってもまだまだ調整が足りない。
誰一人全く実戦モードになっていない、と言っていい状態だった。脇谷がよくたってこのチームはダメなのだ。ビール星人2号のブログ-o0020002011060119179.gif
 
球団初の沖縄キャンプ。常に温かい声援を送ってくれた那覇市民のためにも、これからオープン戦を重ねる中でしっかり仕上げていってもらいたい。
 
個人的には、ベイスターズとジャイアンツの今の仕上がりの差は、ベイスターズ固有の危機意識の強さが今の時期だからこそ出たとはいえるものの、一番の理由は一次キャンプを宮崎、二次キャンプ(実質たったの一週間だけ!)那覇と分けたことにあるような気がする。
 
よって来年以降ジャイアンツは早々にキャンプ地をこの那覇に定めて、「調整」ではなく「チーム力強化」を図るべきであろう。
 
今や日本プロ野球の中心はパ・リーグであり、そのパ・リーグ各球団に追いつき追い越さねばならない立場にある、ということをジャイアンツのフロント以下関係者全員が今一度思い返す必要があるのではないだろうか。
 
今シーズン、そのための時間はあまりにも短い。
 
今シーズンもジャイアンツが日本プロ野球界の盟主に返り咲くことは難しいと言わざるをえないだろう。
 
最後に、スタジアムに集まった那覇市民に拍手を送りたい。
春夏甲子園を連覇したチームを有する那覇市民。
なにより野球をよく知っている。
その眼力の高さ、ナイスプレイにヒイキチームを問わず送られる万雷の拍手、重要な場面で「息を詰めて見守る」空気、スタジアムを出たあとに子供たちが語り合う「巨人はいい選手が多いけど活躍しない印象がある」など。
 
この町が間違いなく最も野球を愛していることを、現地に来て見たからこそ肌で感じることができた。
 
沖縄ではサッカー少年より野球少年の方が多いらしい。
 
この島はもしかしたら日本最後の野球の「楽園」となるのかもしれない。