ビール星人2号のブログ-101023_130800.jpg
ビール星人2号のブログ-101023_133901.jpg
むしろ、まだ販売していたことに驚いた。
 
カセットテープのWALKMAN(SONY)
 
まだ学生の頃、なけなしのオカネで手に入れた。
 
カセットテープは片面45分のものを愛用していた。
 
たいていのアルバムは、その中に収まった。
 
この頃はもうすでにCDが主流になっていたはずだけれど、まだLPレコードでのスタイルがどのアルバムにも色濃くあった。
 
一曲目から五曲目がA面。ターンテーブルからレコード盤を取り上げ、裏返してB面。そっと針を落とすともうひとつの五曲が流れる。
たいていのアルバムは全10曲で、曲順には起承転結のような流れがあり、ラスト一曲にはよくバラードが配されたりして、最後はまるで映画のエンディングのようだった。
 
 
カセットテープにLPレコードの両面を丁寧に録音して、WALKMANにセットする。
 
学生時代、築地の某スポーツ新聞社でバイトしてた僕は、彼女にフラれた翌日、WALKMANと一日分の着替え、僅かなお札に小銭だらけのサイフをデイパックにほうり込んで、東京駅22時30分頃に出発する「寝台急行・銀河」に飛び乗った。
 
狭いB寝台の窓からみた流れる景色
あてもなくたどり着いた大阪。南港。立入禁止の突堤でみた海に沈む夕陽。
 
あのときカセットテープWALKMANで聴いた曲は、今もあのころのほろ苦い記憶とともに、今の僕を形作っているたいせつな思い出の一部となっている。
 
 
ただ垂れ流されていく膨大な数の薄っぺらいミュージックと違って、あの頃、確かに手間はかかったけれど、そのこと以上にシッカリと音楽に向き合えていた。
 
それは幸せな時代だったのだ。ビール星人2号のブログ-70P700004_DCE.gif
 
カセットテープWALKMANが無くなり、あのときの寝台急行「銀河」も今は無い。
 
僕らはどこまでいくんだろうか・・