紙兎ロペ背景撮影場所ロケ地現場訪問08

前回現場訪問07からのつづき。

グーグルマップさんの間違いで、メガネ、の現場が発見できず迷ってしまったのですが、新宿駅に戻る前に「ね、もう少し冷静になろうよ」と思い直し旧河川となった跡をたどることにしてみました。神田川に架かる橋を越えて神田川の南側に。

紙兎ロペ背景撮影場所ロケ地マップの更新情報ほか
暗渠が神田川から南に伸びています。この暗渠、この後に寄った、ジュンク堂で発見したのですが、神田川笹塚支流、和泉川と呼ばれている暗渠マニアの間では有名な暗渠らしいです。

暗渠の上は児童遊園となっています。公的な土地ということもあって開発も進まず一昔前の時代が線状に残っています。

設置された遊具を観賞しながらその暗渠をぽんぽんたどると・・・ありました。

紙兎ロペ背景撮影場所ロケ地マップの更新情報ほか
メガネの撮影場所です。見れば見るほど不思議な場所です。背景画を見た当初からあの欄干のようなものは何かな?と気になっていたのですが歴史的な水路の欄干の跡だったとは・・・。

紙兎ロペ背景撮影場所ロケ地マップの更新情報ほか
欄干に接近。昭和七年?でしょうか?昭和初期に橋が整備され1960年頃に開渠が暗渠化されたその場所。

紙兎ロペ、深いです。
確かにこの道幅、この道の曲がり具合、このお店たちです。

紙兎ロペ背景撮影場所ロケ地マップの更新情報ほか
ロペの場面では酔道局と書き換えられているお店の看板もあります。

ここは西新宿5-18、空には都庁が侵入しています。

写真だと、ついつい暗渠の先を眺めたくなる欲望も生まれるので動画も撮影してみました。


その後、暗渠が続く都営地下鉄の西新宿五丁目駅まで足を伸ばしたり、再度暗渠の上を戻ってきたり、しばらくこの付近をうろうろしました。
紙兎ロペ背景撮影場所ロケ地マップの更新情報ほか
この日の暑さも相当なもの、たまらずカルピスソーダBIGサイズをいただきました。

紙兎ロペ背景撮影場所ロケ地マップの更新情報ほか
だんだん日も落ちてきました。

紙兎ロペ背景撮影場所ロケ地マップの更新情報ほか
羽衣湯という銭湯の存在、

紙兎ロペ背景撮影場所ロケ地マップの更新情報ほか
公園のたる男、

紙兎ロペ背景撮影場所ロケ地マップの更新情報ほか
再開発が進み既存宅地の撤去がはじまっている街、

紙兎ロペ背景撮影場所ロケ地マップの更新情報ほか
もう再開発されてしまった街の今風植栽・・・などを眺めながら帰路についたのでした。

「残りあとわずか、再開発の現場はお早めにご確認を」。がこの日の教訓でした。

あ、あと、
「信じるなストリートビュー」。
もw

■2013年9月28日追記
なんでも物事をすすめて、ああしまった、ああこんな先人の方がいらっしゃった、と後悔することはよくあること。今回は紙兎ロペのこの現場です。もともと神田川支流という歴史ある暗渠の上の橋、暗渠の本にも記述がある場所だったのですがwebでも「黒沢永紀さんの廃墟徒然草」というすばらしいブログを今回発見してしまいました。

廃墟を感じる音楽、スロッビング・グリッスル:20ジャズ・ファンク・グレイツ、あるいは、アインシュツルツェンデ・ノイバウテンなんていうおっそろしい記事も書かれたりしているのですが、ロペの現場の酔道局と書き換えられていた看板のお店、盤寅さんの情報に注目です。さらに、驚いたのはこの記事。なんと2006年5月29日の記事です。(各々リンクを張ってあります)。
どうぞ豊富な黒沢さんのブログを訪ねていただければと思います。

■2013年9月28日さらに追記
えいはちさんのブログにもきれいな現場の写真とともに、紙兎の現場をごらんになった際の「おどろき」が記述されています。

http://ei8at12so.seesaa.net/article/147120526.html